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最後の思い出

完全なるプライベート記事です😀

人の出産話って、聞いてもしょうがないんだけど、知らない人のブログとかでも、なんか読んじゃうんですよね(笑)

出産の数だけドラマがあって、全然知らない人なんだけれど、「お疲れさま!!Good job!」とそっと言いたくなるのは私だけ?

自分の出産話を書くのはどうかと思うんだけれど、人生最後の思い出だし、人目に触れない過去記事として、書き残してみようかなと思います。

人生3度目の妊婦生活。

今回も上二人と同様、吐きづわりを覚悟していたけれど、つわりの「つ」の字もなかったんです。

つわりがないのはなぜ?と気になって、いろいろ検索したりしました。その中で一番しっくりきたのが、「つわりはデトックス」という説。

新しい生命を宿し、育てるために、不必要なものを排出するのがつわりだ、という説です。
※医学的根拠はありません

それまでの不摂生をクリアにするために吐くとか、身も心も休ませるために体調が悪くなるとか…身体的にも精神的にも、不要なものをリセットするため、そして子どもを育てる自覚を持つためにつわりがあるとしたら…

なんとなくですが、今回の妊娠でつわりがなかったこと、納得なんですよ。

3年前から、ケミカルナプキンを使うのをやめました。化粧品もやめて、洗剤も使わなくなりました。

こういう化学物質が、どれくらい体に影響するのかっていうのは、専門家じゃないからわからないし、専門家にいわれても、はいそうですか、ってすべてを納得するわけではないけれど。

それでも、生理痛がなくなり、肌荒れがなくなり、体が軽くなった事実が体験としてあるので。

こういう体の中の不要なものが、以前よりは減っていたんじゃないかなって思うんです。

メンタル面でも。
長男の時はまだ仕事をしていて、片道1時間の電車通勤、終電近くまである割とハードな仕事。そりゃ、しんどい。

次男の時は、長男がまだ1歳になったばかりで…。今思えば、赤ちゃんを抱えた状態での妊娠。義親との同居。快適な妊婦生活~♡とは、ほど遠い、勢いに任せた数か月。

吐き出したいものはたくさんあったと思います(笑)

今回は、好きな仕事を好きなペースでしていて。長男7歳、次男も5歳になり、すごくすごく助けてくれる頼もしい存在となり。

夫も、妊婦の扱いに慣れ(笑)、必要なサポートを必要な時にさらりとこなす、すごくいい働きをしてくれました(←上から目線😁)。

教室のみなさんにも、本当にあたたかい言葉をたくさんいただき…

妊婦だけれど、ほとんど大変さを感じない8か月間でした。

臨月に入ってから、妊婦生活が終わるのが本当に寂しくて。胎動をずっとずっと感じていたくて。絶対この感覚忘れない!って思いながら日々過ごしていました。

…でも、やっぱり生んでしまうと、思い出せなくなりますね(苦笑)

 

出産前日。
朝におしるしがあって、急激に心拍数が上がりました。上二人の時は、おしるしから数時間で陣痛が始まったからです。

しかし今回は、陣痛が始まる気配がなく…。普段通りに生活。

1月に入ってから教室はお休みをいただいていたので、家でも出来るWEB屋の仕事をたくさんつめこんでいた私は、おしるしが来てからもがっつり仕事をしまくっていました。
(ご依頼主さまには事情をお伝えしてあり、急に仕事がストップするかもということもOKいただいてました)

出産当日。

この日も午前中からオンラインでWEB屋の仕事。午後も続けてオンラインの仕事。

途中で、キューーーっとおなかが痛くなるので、一応、陣痛アプリでチェックしながら、制作を続けていました。「陣痛ですかね?笑」なんて話しながら😅

幼稚園のお迎えの時間になったので、仕事は一区切りさせ、いつも通り自転車でお迎えに行き、先生に「たぶんもうすぐ生まれます~」なんて話してから、帰宅。この間も、30分に1回くらい、なんとなくおなかが痛かった。

長男の宿題を見て、おやつを食べさせ、そろそろ夕飯の支度を…と思い始めた午後5時。

急に痛みの感覚が短くなり、はかると5~10分間隔!30分ほど様子をみて、やっぱり5分前後で痛みがくるので夫に一応連絡。陣痛タクシーを呼ぶか帰宅を待つか…判断が悩ましかった!どちらにしても同じくらいの時間がかかりそうだったので、夫の帰宅を待つことに。

そして病院に連絡。3人目だし、すぐ来てくださいとのこと。

長男と次男に「赤ちゃん生まれそうだから病院行くよ!」というと、そわそわオロオロ。動揺してわけのわからない駄々をこねる長男に一喝入れながら、帰宅したての夫の車に乗せ、家族みんなで病院に向かいました。

 

 

私が出産したS産婦人科医院は、自然分娩に力を入れています。

立ち会い出産に対しても規制がゆるく、たぶん、希望すれば誰でも立ち会えます。子どもを立ち会わせる人もチラホラみかけます。

産院自体が“立ち会い前提”の空気が強めなんですが、我々夫婦は、長男の時から立ち会いは希望していませんでした。

夫→ 出産は女性の仕事だから、頑張って!(いや、投げやりなんじゃなくて、男は男として出来るサポートをするから、というニュアンス)

私→ 乱れている自分を見られたくない。

そんな感じで、価値観は夫婦一致していました。生んでるときは立ち会わない方向でね、と。

長男の時は、陣痛を耐えている間は夫が付き添ってくれ、いざ分娩!となった時に、退室してもらいました。20時間以上陣痛を耐え、その間、私が休むベッドで爆睡している夫をみて、やはり立ち合いは不要なのでは?と思いつつも、一応ギリギリまで部屋には いてもらいました。

夫が退出してから分娩が一気に進み「やっぱりいると気になるんだなぁ(気になるからお産が進まなかったんじゃ??)」って思いました。

次男の時も、耐えている間は部屋にいてもらい、いざ分娩!となった時に退室してもらいました。そしてやっぱり「いると気になるからお産が進まない気がする…」と思いました。

その時「3回目はないけど、もしあったら、もう最初から夫のつきそいはいらない!」と思ったんですよね。

いや、ありがたいですよ?ありがたいけど、私はいらないって思ったんです(笑)

3人目を考えるまでの5年間、様々な葛藤がありましたが…。授かったとき「よし!今回は絶対一人で産むわ!」と決めていました♡

5年前とはいろいろと生活環境も変わり、望み通り、私は一人で出産に挑むことになりました。

近くに親族もいないし、預け先もないので、夫が子どもたちをみてるしかないから、必然的にそうなりますよね。

家族みんなで病院に向かい、入院が決まった時点で、男たちは夕飯を食べに出かけていきました。

病室に、私は一人です。

長男の時も、次男の時も、お産の進みが遅くって、それが結構辛かったので、今回は産むまで絶対休まない!と思ってずっと立っていました。

狭い部屋をウロウロ、ウロウロ。

痛みが来たら、ベッドの柵につかまって、深呼吸。

精子と卵子が出会い、胎児が母体の中で成長していく実写のYoutubeを観ながら、これから出てくる子もこういう軌跡をたどったのか…と思いを馳せ。

陣痛が強くなるのをひたすら待ちました。

 

 

「破水したりいきみたくなったらナースコールしてね」

と言われていましたが、一向に破水もしないし、いきみたいとも思いません。

ただ、ひたすら痛い。そして眠い!!!

一度、あまりに眠いのでベッドに横になったんですね。そしたら、陣痛の合間に寝ちゃうんですよ。

長男の時も、陣痛の合間に寝ちゃってて、それで陣痛が遠のいたというのがあったので、寝ちゃいかん!と思って、再び立ち上がりました。

椅子に座っても陣痛の間隔が広がる気がしたので、ひたすら立っていました。

 

だんだん立っているのもなんだかな~という痛みになってきて…
そして急に一人でいることが寂しくなりました。

破水もしてないし、いきみたくもなっていないけれど、寂しすぎてナースコールを押しました。

 

助産師さんが来てくれたらホッとして、ポロポロ涙が出ました。

この痛みも、人生で最後。
3人目を望んだ日々。葛藤。家族のこと…
仕事のこと、これからのこと、なんか色んなことが、ぶわ~~っと走馬灯のごとく脳内を駆け巡り。

ポロポロ涙が出て、止まりませんでした。

↑これ、感動の涙ね。いろんなことに感謝をして、胸がいっぱいになっちゃったんです。

 

「痛いけど、おなかの赤ちゃんも頑張ってるよ」と泣いている私をみて助産師さんが言いました。

「違います、痛いんじゃなくて、なんか、いろんなこと思い出したら、感動しちゃって…」と、痛みの中、泣き笑いの私。

しばらくして、「そっか、そうだよね、涙が痛みとは限らないよね。私も胸が熱くなってきた」と助産師さん。その言葉に、なんかまた感動しちゃう私(笑)。

「ちょっとベッドに横になろうか」との提案に

「寝ちゃうから嫌です!」と断固拒否。

「診察するから寝て(笑)」

「…ハイ(笑)」

ここから先、ベッドからおりる必要はなくなりました。

 

1年前、↑ここまで書いておきながら、誰も興味ないか(笑)と思ってしまい、手が止まり。

はやいですねぇ。今日サブローが歩き出しましたよ。

 

サブローのお産は、すごくいいお産でした。

生まれる直前まで、私、結構眠っていたみたいです、陣痛の合間に。

とにかく、眠くて、眠くて。瞬間的に熟睡して、陣痛の間だけ起きる、そんな感じでした。

助産師さんが「もうすぐだね~」とか「そろそろだよ~」とか、声を掛けてくれるんですが、ぜんっぜん信じられなくて(笑)

タローの時の痛みに比べたら、まだまだ平気だったから。絶対、助産師さん、なにかを誤魔化している!!と思ってました。

でも、実際、本当におりてきていて。家から産院までは、車で5分ちょっと。

「そろそろ旦那さん呼んでいいよ~」と言われて。

「え?自分で連絡していいんですか?」「うん、出来るなら自分でして~」と。

「あ、はい」

 

陣痛の合間に、夫とLINEをする私。

あ、一応書いておきますが、めっちゃ痛いですよ(笑)陣痛の最中はそりゃもう痛いです。でも、引いてる時は、笑い話できるほど、いえ、LINE出来るほど平常心でした。

「そろそろ出そう」の15分後にサブローが生まれました。

 

陣痛の合間にLINEしていることにも驚きですが。

もっと、驚きの…多分、多くの妊婦さんは経験していないことを、私はしました。

さぁ。なんでしょう?(って、ここでクイズ??笑)

 

正解は。

出産の様子を、自分で動画に撮っていた。

でした。

 

なかなかこのアングルからの動画はないと思う!(笑)
私の目線から撮ってますからね~。

 

サブローは、すごく穏やかに生まれてきました。

最後の何回かの陣痛は、痛みを通り越して、気持ちよくさえありました。「気持ちいい出産」って本当にあるんだー、と思いました。

「わー、きれいな赤ちゃん!」というのが、助産師さんの第一声でした。

一度も心音が弱まることなく、どこにも傷もあざもなく、ホント、キレイに生まれてきてくれました。

「のんびり、マイペースさんだね~。この子、ゆっくりゆっくり、自分でおりてきたんだよ」と。

私もそう思いました。

 

自分の目で性別を確認し、軽く苦笑し、決めていた名前を呼んで、胸にのせてもらいました。

タロー、ジローの時と同じように、自分でへその緒を切り、初乳をあげました。サブローも、最初からゴクゴク上手に飲めてました。

 

私、胎動で、その子の生まれ持った性格がわかると思っていて。(少なくとも我が子たちはそうです)

長男は、動きはゆっくりだけど、一撃が強い。とにかく大きい。パソコンと焼肉が好き。
次男は、よく動く。グルグル回転しまくっていて、へその緒が首に二重に巻いてたほど。健診の時だけ逆子になって、家に帰ると戻る。お調子者。

2人とも、今もそんな感じ。

サブローは、「胎動がすごく優しいから、きっとこの子は女の子だ!」って私は信じていたのですが(笑)、「それか、すごい穏やかで優しい男の子」という勘の方が当たっていまして。

 

それはそれは穏やかな子です。

この1年、なーーーーーんにも、困ったことはありませんでした。ただただひたすら癒しの存在。

病気もしないし、ぐずりもしないし、よく笑い、よく見て、よく学んでます。

 

この穏やかな日々が、もう少し長く、続きますように…。

よく「さすが3人目は落ち着いているね」と言われますが、タローもジローも全然手がかからない赤ちゃんでした。大変だったのは、動くようになってからっす😩

 

サブローも歩き始めたから。

私の、赤ちゃんとの癒しLIFEもそろそろ終わりかな。

 

私の最後の出産の思い出。 長文、読んでくれてありがとうございました♡

 

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