去年の夏まつりで、子どもたちが金魚を掬って(救って)きてから、私も金魚のかわいらしさにはまってしまって(今まで魚を見るのが大の苦手だったのに!)、自分でペットショップで買ってきた2匹を、日々愛でていたんです。
頭が白い子が“白頭”で、頭が黒い子が“クロ”です。名前の付け方が雑ですが、しろあたまって名前、気に入ってます。(黒頭は、いつの間にか略してクロになってます)
2匹一緒に同じ水槽で飼っていたんですが、いっつも白頭がエサの8割以上を食べちゃうんですね。食い意地がすごい。とにかく食い尽くそうとする。
だからいつもクロはやせ細っている…。白頭はプリップリ。
こんな感じで晩夏から初冬まで過ごしていたんです。気にはなっていたけれど2匹とも元気だから、特に対策はせず過ごしていました。
2匹とも、時折体調悪そうだな(背びれをたたんでしまう)、というときがあって、そういう時はエサを数日与えず様子見る…という感じで、何度かあったピンチも乗り越えてきたんです。(ちなみにエサをあげすぎってことではないと思う…水質とか温度とかいろいろ理由はあると思う)
そして冬が来ました。
ある時から白頭が明らかに具合悪そうになりました。よれよれで、反応も悪くて、背びれだけでなく腹びれもその他のヒレもたたんで、魚のような形をした物体みたいになって浮かんでいるだけ、鱗も一部剥がれている…
「あぁ、これはもう数日かな。お亡くなりになるな」
って思ったんです。
病気持ってたらクロにも移っちゃうし、静かに最期を看取ってあげようと思い、水槽とは別の虫かごに、酸素ポンプだけいれて、そっと目につかないところ(床)に置いたんですね。(水槽は流し台の上にあって、私が家事をするときいつも見つめておりました。)
しかし、3日たってもお亡くなりにならない。
5日たってもお亡くなりにならない。
この間、エサは一切与えていません。
1週間たってもお亡くなりにならない。
10日たったころ、あれ?なんか元気になってきた??体の動きが柔軟になっている。
2週間たったら「あれ!!!ヒレが立ってる!!!!」明らかに回復しているのです。
エサを3粒くらいあげて様子をみて、また数日断食。
3粒あげて、断食。
そして現在、私が近づくと元気に泳いで近づいてくるほどに、回復しました。
生命力、すごい!白頭すごい!!!
これは生き物全般に言えることで。
体調が悪い時は食べずに回復に集中する。
食のことをまじめに勉強した人なら、最初の方に知る概念だと思います。
私が子どもの頃は、風邪を引いたらポカリ、ゼリー、アイス、食べやすいものを食べる。薬を飲んで頭を冷やして寝る。それが常識だと思っていたし、だいぶ長いことそうしていました。
30代半ばから、食のことにまじめに向き合うようになり、それは100%間違っていたと、今は確信を持つようになりました。
体調が悪い時は、水分と塩分を補って寝る。もうこれしかないです。
胃に負担のかかるものを入れていたら、それを消化する方にエネルギーを使って、不調な部分を回復させるのが遅くなります。
今となってみれば、いたってシンプルな話です。
でも、風邪を引いたらポカリ、の常識にとらわれていた時は、そういうシンプルな事実に気づくこともなかったし、そういうことを言っている人をちょっとアレな人とすら思っていました。あえてナニとは言いませんが。
今回、白頭を見ていて、あらためて感じたんですよね。
白頭が具合悪くなった原因は、たぶん、2匹分のエサの8~9割を1匹で食べちゃってて、気温が下がってきて消化不良になったんだろうなと。断食してそっとずっとじっと休んでいたことで、自分の体力と免疫力で回復できたんだろうなと。
※ちなみに、過去の金魚たち、“塩浴”とか調べてやったことがありますが、それもちょっと違和感があります。“薬浴”もしようか悩みましたが、やめました。自力で回復できないのなら、それまでかなって。80円の金魚に1600円の薬を買うことをためらった私をお許しください。
人間も一緒なんですよね。
魚と一緒にするな!宗教か!!!ってアンチは言うけれど、ほんと脱不自然のマインドなだけで、別に宗教なんかじゃありません。
(てか、宗教ってビジネスだからね?アンチの多くはそれわかってていってんの?と思いますが…)
風邪ひきやすい人は、食べすぎてます。体に負荷のかかるものを食べすぎている。
風邪が治りにくい人もそう。治りにくいような食生活をしている。自ら治りにくくなるように、不自然なものを身体に入れて、そっちを排除する方にエネルギーを使って、肝心の弱っているところにエネルギーを使えなくなっている。
我々脱不自然派は、不自然なものを一切摂りません!という考え方ではなく、不自然なものを摂ったら身体がどうなるかを知っていて、それをコントロールできる人たちなんだと思う。
ケーキを食べたらどうなるかをわかって食べている人と、わからず食べている人では、不自然なものを身体にため込んでいる量が違う(多分)。
自分の限界値を知って調整できる人と、欲望のままに食べちゃう人・それを正当化する(我慢するのは余計にストレスになる!とかいう人)とでは、身体の中にある不自然なものの量が違うし、それを排出させる力量も違う。
私は日々脱不自然派な生活を目指しているけれど、忙しかったり疲れていたりすると、ジャンクフードを食べたくなるんですよね。で、食べるんですよ。そして食べ始めると止まらなくなる。
身体がむくんできて、重くなってきて、後悔して、リセットする。
リセット出来るうちはいいんだけど…、食べ物への欲の方が勝ってしまったら。多分きっと「我慢する方がストレス!」とか言うマインドに洗脳されてしまうと思う。
こんなに長く書くつもりなかったんですが(笑)
やはりブログに向かうと止まらなくなりますねぇ。
白頭はその後元気です。クロも元気です。冬の間はエサやりは週1くらいにしときます(金魚は2週間食べなくても大丈夫らしいし)。
私のジャンクフードも、1か月に1回くらいにしときます。…できるかな?笑
みなさんは、不自然派?脱不自然派?
みんなとおしゃべり