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草取りしない、除草剤使わない、どうにかキレイを維持したい!

こんなに草むしりが好きだとは思いませんでした。

山に住み始めて1年と2か月、今の家に引っ越してから間もなく1年になろうとしている渡邊です。こんばんは。

山の生活をあれもこれも綴りたいと思いつつ、なんかね、もう時間の流れが都市部とは違って、そういう気力が激減しておりました。

たまに画面に向かっても、自分の思いが言葉にならず…

今まで文章を書くことで自分を保ってきたのに、こんな風に書けなくなるなんて。

まぐれで文学賞を取ってしまった初老の小説家、次作が書けずってか!?みたいな心境になっております。

 

さて、冒頭の話に戻りますが。

山で購入した家には庭があり、庭があるということは雑草と共存しなければいけないわけで…。今日は私と雑草のお付き合いについて語りたいと思います。

 

去年の9月に家を買ってから、なぜか庭にずーっと草が生えませんでした。春に畑を作ったときも、雑草がなさ過ぎて、雑草を求めてウロウロしたくらい(自然農をしたいから雑草がないと困る)。

うちの庭には雑草が生えないのかなぁ~、草取りしなくていいから楽かも~、なんて思っていたりもしたのですが。

 

夏を迎える頃には…モリモリと雑草が生え始めました(去年の夏、雑草が皆無だったのは、元の家主さんが除草してたからかな…?)。

数日目を離すと、え?こんなに?というほど、背丈が伸びていく雑草。

雑草大歓迎ではあるものの、広い庭に生えていく雑草をみていたら「生えてほしい場所」と「絶対生えてほしくない場所」があることに気づいたのです。

畑エリアには、雑草が生えてほしい。あの雑草は好きだけど、こいつは嫌い、みたいな好みもあるんですが、まぁとにかく、雑草が生えないことにはイメージしている畑にならないので、畑エリアの雑草はいいんです。

私がもう絶対生えてほしくない!と思う場所は、道路側の庭。あと、駐車スペース。

道路側の庭は北側で、北側の部屋は普段使っておらず、基本窓もしめっぱなし。だから視界に入ることがあまりないのですが、北側に“玄関”があるので、郵便屋さんや宅急便屋さんは、そこを必ず通るわけです。

自分の視界に入らなければ、まぁ、どうなっていてもいいかと思うのですが、人目に触れる場所がボーボーなのは、ちょっと…ね。道路からも見えるし…。

あと、駐車スペースも。

私は雑草が生えていても構わないんだけれど、駐車スペースの5分の1くらいのエリアが、どうも昔から地域の人たちの共有スペースらしくて。自由に人が通っていくんです。なんか不思議だけど(笑)

 

なので、玄関わきの庭と、駐車スペースの人が通るところは、ボーボーには出来ないんですよね。したくない。

 

今年の夏はせっせと草むしりをしたのですが、なんせ北側なんで日当たり悪くて蚊がすごい!蜂もすごい!蜘蛛もすごい!!!

そのエリアに入りたくないぃぃぁぁぁぁああ!!!

 

という訳で。

除草剤は絶対使いたくないけど、除草剤的なものの力をお借りしたいと思った次第です。ハイ。

以下、私の心の葛藤と、実行した不自然行為を綴ります。

 

***

 

畑と、南側の庭の草むしりは、本当に好き。

なんなら素手で草むしりするくらい。

地面に這いつくばるようにしゃがみこんで、無心で草をむしっていく。

大騒ぎする蟻たちを見ながら、(災難だよね、ごめんね)と心の中で謝罪し、(でも、逞しく生きてくれ。私が手を出さないエリアに引っ越すのだ!)と巨人になった気分を味わう。

雑草の中にも好きな雑草とそうじゃない雑草がある。

20cm以上に伸びる草は基本好みではないことを自覚した。

あと、葉っぱがギザギザで痛いやつもイヤ。

地面を這うように伸びていく雑草は嫌いじゃない。

可愛い花をつける雑草に至っては、しばし生やしておこうかと思ってしまう。

ドクダミがすごい勢力を伸ばしている。ドクダミの葉も、花も、香りも嫌いじゃない私は、好きなだけドクダミ畑にしたいと思う気持ちもありつつ、ドクダミ畑にすると、ただの手入れが行き届いていない庭に見えなくもないので、地道に手でむしり取っていったりしている。

 

7月くらいまでは、草むしりが楽しかった。(あ、もちろん今も好き)

むしった草は基本放置して、自然に枯れていき、土に還ればよいと思っていた。

 

しかし、その判断は間違っていたことに後々気づくことになる。

 

 

今年の夏は飛行機で宮城の実家に帰省したので、1週間ほど家を留守にした。

その間、庭の野菜たちも伸び放題、雑草たちも伸び放題。真夏の成長の威力をなめていた。

三重に戻って荷解きもせず、まずは畑の整理。育ちまくった野菜を収穫。

草むしりは後でいいかと思っていたら、台風で2日間庭仕事は出来ず…その後、家族と1週間遊びほうけて。

実質、雑草は2週間ほったらかに。

 

そしたら…

庭の砂利エリアがボーボー!!!

まだ私好みの背丈の低い雑草だったからよかったけど、ここ砂利なんだけど!砂利の存在意義どこいった???ってくらい、雑草がすごい密集して生えてきた。

 

うーん…。畑エリアがこんな感じだったらいいんだけどな。野原みたいで。キミら、ここじゃないんだよ。ここは通り道で砂利エリアなんだよ…。

ということで、草むしり開始。

砂利のすき間を縫うように、蜘蛛の巣みたいに伸びている雑草。

ちょっとむしり始めて、また私の思考が動き出す。

 

砂利エリアで、なんでここだけこんなにボーボーになったんだ?

他のところは砂利が砂利の役目を果たしているのに…。

むしる。

むしる。

 

…! あ!もしかして…

まだ雑草が生え始めたくらいの6月くらいだろうか。

私はこの辺りの雑草をカッツァで掘り起こすように刈って、そのままにしていたんだった。

草取りをした気持ちでいたけれど、あれは、あれは…、雑草たちにとって「生えやすいように土を耕してくれてありがとう」状態になったのではないか!?

 

嗚呼、きっとそうだ。そうに違いない。自業自得か…。

そんなことを思いながら無心に手を動かすも、やはり、生えてほしくないエリアには生えてほしくないし、もうちょっと楽したいなぁという思いが頭を駆け巡る。

 

そこで、次男の言葉を思い出す。

「熱湯かけたら、草枯れるよ!」

そうだね、きっとそうだと思う。除草剤でもないしね。土への負担は少なそうだ。

けど、これだけの土地に熱湯をまくとなったら、どんだけ労力必要なんだ?(笑)却下。

 

塩とか撒いたらどうなのかなぁ。

ということで、検索。

塩でも確かに雑草は生えなくなるようだが、土に流れ出した塩の害が周囲にも及ぶ可能性があるらしい。

畑や花は出来るだけナチュラルにしておきたいから、塩もなしだな。

 

※もうこの辺りでかなり葛藤があることをお察しください。本当は自力で、毎日草むしりしたいんですよ。丁寧に庭の手入れをしていきたい。でも、追い付かない!私一人じゃ限界があるの…(という言い訳?)

 

塩で除草、を検索していたら、「重曹で除草」というキーワードが出てきた!

ほうほう、重曹で除草ならいいんじゃない?人間も食べられるものだし。

よし、やってみよう!

 

と思ったけれど。我が家の重曹は、食用の高級重曹(笑)無理、庭にまくなんて無理!

重曹をまく=草はアルカリ性に弱い、ってことなら、セスキでもいいんじゃない?

ってことで、検索してみると、情報はかなり少ないけれど、セスキでも除草効果があるらしい…というところにたどり着いた。

 

本来庭には存在しないはずの物質を使うのは、本意ではないんだけれど。

すまない、庭の生き物たちよ。人間には人間の事情もあるんだ…。

と祈るように呟きながら(心の中で)、セスキを絶対生えてほしくないエリアにまこうと企てる。

 

本当は、北側の庭と駐車スペースだけ、異物の力を借りようと思っていたのだけれど。

ボーボーに生えた砂利エリアの雑草で、まずは実験をしてみることにした。

 

ビフォーは、さっきも登場した、コレ。

ここ、家を買った時は草ひとつ生えてなくて、きれいに砂利が敷き詰められていたの。

セスキをまくまえに、あらかた草は取った方がいい、ということで、手で無心にむしっていく。

 

蟻や小さいバッタが慌ててざわついている様子をみながら、ごめんねーごめんねーと思う。

雑草をむしりながら、すまない、すまない、と思う。

偽善じゃなくて、本当に思うの。

一方で、キレイになっていく庭に爽快感と達成感も覚える。

自然な状態と、人間的キレイな状態と、どちらが美しいのか答えは出ないけれど。ここにもあるアンビヴァレント。

 

あらかたむしった状態がこれ。

ほんと、地面をはうようにすき間なく伸びていく雑草だから、むしってもまだ地面が緑色。

 

この状態でセスキをまく。

そして水をかける。

※本当はセスキを溶かした水をまくらしいけど(笑)おおちゃくしている。

 

サラサラサラ~と粉をまきながら、さっき慌てていた蟻たちを思い出す。

蟻にとっては、ケムトレイルみたいなもんか…本当にごめん。

ケムトレイルまいてる人たちも、罪悪感感じてるのかな?…んな訳ないか、クソっ!!腹立つわぁっ(# ゚Д゚)

 

って、しょうもないことを考えながら、これをブログに書いたらニヤリと笑いそうな人たちの顔を思い浮かべる。

 

セスキをまいて数日後…

なんか、汚い…。

このエリアは、家の中からも見えるエリアで。

家の中から庭を眺めた時、砂利のところが茶色くて、なんかすごく汚く見えて…。

 

近寄ってみた。

(ちなみに写真に写っている建物は、物置小屋です、住居ではない)

 

草は、不自然に黒く枯れていた。ホントごめん。生き物って薬で死ぬと腐るじゃん。枯れてるんじゃなくて腐っているに近くって(本当に腐っている訳ではないんだけど)。

雑草に薬まくの、本当に嫌だなぁと思った。

ごめんよぉ、ごめんよぉ、って心の中で思いながら、茶色くなった草と、生き残っている緑の草を、素手で片づけていく。

 

流れていく汗が、心地よすぎる。

 

そして1時間後。

家を買った時の状態に近くなった。

まだちょっと残っているけれど、砂利エリアが砂利エリアに戻りましたん。

うん、スッキリ。

あんなにごめんねを思ったけれど、スッキリはスッキリじゃ。許してくれ。

 

 

草むしりは出来ればしたくない、でも除草剤は使いたくない!というあなたへ。

私なりの結論。

生えた草は、手でむしるべし。

セスキをまくなら、生えていない状態の時にまいておいた方がいい。枯らすのではなく、生えにくくするという目的で。

周辺の植物への影響は、まだわからない。すごい悪影響だったら本当にごめん。だけど、今のところ、セスキに触れた草は枯れるけど、触れてない草は隣り合っていても元気に生えているようだ。

今度の春先、雑草たちが勢いづく前に、またセスキをまいてみようと思う。そして夏の様子を観察。1年後じゃないと本当の効果はわからないな。悪影響もね。

 

除草剤を使う人と、セスキをまいてしまった私。

雑草と虫たちと微生物に、申し訳ないと思いながら、もう除草剤を使う人を責められないなぁと思う(責めてないけど)。

 

セスキ水に一定の効果を感じた私は、本来の目的であった、北側の庭と駐車スペースに、丁寧にセスキを施した。

こっちにまいたときは、なぜか罪悪感ゼロ。

お願いだから、もう生えないで。こっち側の草むしり、本当に嫌なんだよ。

 

最後に、私がいつも買っているセスキはこちら。

24キロで買う人、あんまりいないと思うけど(笑)

 

駄文に最後までおつきあいいただき、ありがとうございました。

セスキを試してみたい方、試した方、やめた方がいいよっていう方、ぜひコメントくださいね。

みんなとおしゃべり

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