フォニックスのレッスンを始めて、早5年目。
この間、たくさんの生徒さん(0歳~40代女性)の発音をみてきて、私、独自の発音指導法をいろいろと編み出してきました。
フォニックスとは、英単語の綴りと音のルール(規則性)のことです。日本語で言うところの、小学校1年生で学ぶ“あいうえお”のようなもの。【あ】という文字は【ア】と読む、というように【a】という文字は【ァ】と読む、みたいな文字と音の規則性を、英語ネイティブスピーカーの子どもたちも学びます。
※英語の音は、カタカナでは書けない音ですが、致し方なくカタカナで表記しております。
英語ネイティブスピーカーの子どもたちは、日常的に英語を話せるようになっているから、英語の“音”についてあらためて学ぶ必要はないんですよね。
日本人の子どもも、日本語が話せるようになっているから、わざわざ「【あ】というもじは【ア】と読みます。【ア】という音は、こういう口の形で、舌はここにおいて、息をこれくらい吐いて…」とか説明する必要がありません。
でもネイティブではない日本人にとっての英語は違います。日本語にはない音がたくさんあるから、フォニックスを学ぶと同時に、音そのものも学ばないといけません。
この“音”にこだわっているのが、私のレッスンです。
日本人が苦手な音を、いかにわかりやすく、英語らしい音で発することが出来るようになるか、どう説明したらわかりやすいか、を常に意識して、レッスンを重ねてきました。
今日はその1つをご紹介します!
w
ワラ、じゃないですよw
w という音です。
これ、日本人の多くが発することが出来てません。
日本語でwがつく音は、わ、しかないので、wの文字をみると、日本人の多くはワと言いたくなっちゃうんですよね。
でも、実際はワではありません。日本語の文字では絶対にかけない音です。
ではこの音をどうやったら出せるようになるのでしょ?みなさんも一緒にやってみてください。
まずは、ティッシュを用意します。
両手でティッシュをもって、ティッシュの下の方が口の前にくるようにしましょう。そして、ティッシュに向かって「うーーーーーー」と言ってみてください。ティッシュはふわっとならないはずです。
次に、「うーーーーー」の口の形のまま、息だけをふーーーっと出してください。声は出さないですよ! そしたら、ティッシュがふわっとなりますよね。
この息の量をしっかり体に覚えさせたら。
同じくらいティッシュがふわっとなるくらい息を吐きながら「うーーーーーー」と言いましょう!さぁ、ここがイイ発音になるかどうかの分かれ道です。
「うーーーーー」と言いながら、ティッシュをふわっとできた人は、しっかり息を吐きながら発声できてますよ~。
※声だけになっちゃう、あるいは、息だけになっちゃう、という人は、↑ここまでを徹底的に練習しましょう。
これが出来るようになったら、「うーーーー」と言っていた声の長さを「うっ」くらいに、短くします。ホントはうっじゃないですけどね。でも文字ではそうとしか書けないので…うっ。
ハイ、それがwの音です。ティッシュに向かってwというと、ティッシュがふわっとなります。ならない人は、口の形、息の量が違っています。
ティッシュで自分の息の量を視覚化したあとは、↑こういう謎のポーズでもwの音を確認できるようになります。
「え?私いえてるかしら?これであってる??」
「え?なにそのポーズ!ふざけてんの??www」
と思った方は、ぜひレッスンにお越しください😀 こればっかりは耳も必要なんです。耳で聞いて口で発してみないと、どういう音なのかは結局はわからないんですよね…😅
渡邊流発音指導法では、こんな風にちょっとしたアイテムを使ったり、日本語と英語の発音の違いを具体的に例を出しながら説明したりするので、「へぇ!」とか「ほぉ!」とか言いたくなること満載なんですよー🤗
先生のための発音指導法講座を受講した方には、私が持っている小ネタをたくさん紹介します。そしてそれをご自身のレッスンで実践していただけます!
ちなみに、上の写真は、ママのためのフォニックスレッスンの様子を撮影したものです。英語苦手ママ、発音を勉強したいママのためのレッスンでは、こういう発音練習(発声練習)をしながら、ひとつひとつの音を丁寧に学んでいけます。
ちなみにちなみに、キッズレッスンに参加している子どもたちにも、私自身が同じように指導しています。
キッズ英語レッスンに参加するためには、お母さんがママのためのフォニックスレッスンを受講することを必須にしていますので、お母さんもお子さんも、同じネタでフォニックスと発音を学ぶことができます。それって、おうちでの英語の環境づくりに非常に役立つことなんですよ!
これから子どもたちは、学校の英語の授業でもフォニックスを学んでいくことでしょう。「ママは子どもの時フォニックスって習ってないからわかんない~」だともったいないんですよね。
子どもはお母さんをはじめとする、身近にいる大人から、たくさんの言葉、発音を学んでいくからです。
やっぱり、親子のチカラって最強だと思います♡小学校入学前までに、英語のある習慣を親子で作れたら…それ以降、子どもが自分で学んでいくチカラにもつながっていくはずです!小学校入学前までに大事なのは習慣作りです!
よい習慣を作って、ある程度の年齢になったら、親の英語力をさっさと超えてゆけ~~~!と私は思っています♡
話がだいぶそれちゃいましたが(笑)
wの発音、ぜひおうちでやってみてくださいね!
ママがティッシュもってふわふわさせてたら、きっとお子さん気になって、一緒にやりたくなっちゃう…でしょ?w
それが習慣作りの第一歩です😆
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