HIMAWARIのおむつはずし講習(2、3歳児向け)では、よく「3日間でおむつがとれる!」と豪語していますが、「3日間で完璧にトイレで用足しが出来る」とは、一言も言ってませんよ♡
おむつがはずれるってどういうことかというと、おむつを使わなくても大丈夫になる、ということです。一切漏らさなくなるとか、自分から「トイレ!」と言うようになるとか、自分でトイレに行くとか…そういうことではありません。
今まで紙おむつに出しっぱなしだったものが、いきなりパンツにして、漏らす、出る!ということを子ども自身が学ぶことで、出るという感覚を子ども自身が理解し、親も子ども排泄のタイミングをなんとなく理解し、漏らす前にトイレに連れて行けるようになる、というのが、現実的な説明です。
3日間で、いきなり排泄に関して、自立するわけではありません。自立=一人でトイレに行って、脱いで、出して、拭いて、流して、履いて…手を洗う。ここまで一人で出来るようになることが、排泄の自立です。仮に1歳でおむつがとれても、これを全部ひとりで出来るようになるには、まだまだ数年かかります。
2、3歳児も同様に。おむつが外れる=おむつを使わなくても大丈夫になる、という意味なので、そりゃ漏らすこともあるし、自分からトイレとは言わないこともありますよ。
3日で取れた、というのは結果論です。実行している最中は、「やったー!3日間で取れた!」とはなかなか思えないと思います。
「大丈夫?」「そろそろ出るんじゃない?」「トイレ行こう??」一日に何度もそんな声掛けをして、お母さんが連れて行って…それが習慣化してしばらくたって振り返ったら、「ああ、大変だったのは最初の3日間だけだったな」って思えるようになるのです。
だから、3日間パンツで過ごして、4日目以降もおむつに戻らず、その先の人生を過ごしていければ、それは「おむつが外れた」って言えると思います。
いきなり完璧に排泄に関して自立するわけではないこと、心のどこかにメモしておいてくださいね!