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英語の音を学ぶことの大切さ。通じる発音を学ばなければ、いつまでたっても通じない(それに聞き取れない)。

人生四度目の、英語学習ブームが来ている渡邊です、こんにちは。

一度目は中学3年生の時、二度目は高校2年生の時、三度目は20歳の時、そして今、20年以上ぶりに四度目のブームが来ています。どんだけ放置してたんだ(笑)

※この記事は2020年6月に書きました

 

今日の話は、英語の発音の話です。すごく大事なので、ママたちにも、先生たちにも頭を静かにして読んでほしいと思います。

 

私が20歳頃、アメリカに留学した時のことです。

むこうの大学の授業をとるまえに、まずはそもそもの英語力を上げるための授業が3か月くらいありました。

その英語の授業の中でも、一番最初に徹底して教えられたのが“アメリカ英語の発音”でした。

例えば、I met him.という文があったとします。

日本人は、アイ メット ヒムと読みますよね。

しかしネイティブスピーカー(アメリカ人)は、アィディンと言います。本当はカタカナではかけないんですが、しょうがないからカタカナで書いてます。

アイ メット ヒムとアィディンは全然違いますよね。みなさんもこの部分を声にだして言ってみてください。特にをちょっと強めにいってください。より英語らしくなります。

なんでアイメディンになるかというと…

metのtがほんのり消えます。himのhは完全に消えます。で、metとimがくっついて、metimになります。アメリカ英語では母音にはさまれたtはdに変化しがちなので、medimになります。さらに最後のmはくちびるがくっつくだけで、ほぼ音は発生しません。

 

ねーーー!!!みんなーーーー!!!!

こういうこと学校で習った?習ってないよね???習っている人はものすごくレアキャラだと思う!!

こういうこと、知らないと言えないし。知らないと聞き取れない。頭の中がアイメットヒムの人に、どんなにアィディンって言っても一致するはずがないのです。

 

英語が苦手な人は、当然、こういう理屈を知らないと思います。これって知らなかったら永遠に知らないから、永遠に英語が聞き取れるようにも、流暢に話せるようにもなりません。

日本人で英語が得意な人(英語の先生という職業を選んでいる人)は、こういう理屈を知らなくても、感覚でこれを覚えちゃった人がほとんどだと思います。自分が英語に興味を持って、ネイティブスピーカーと接する機会をたくさん持って、経験的に習得していった人がほとんどだと思います。

ネイティブスピーカーは、こういうことを自然と身につけています。当然ですね、母語ですから。理屈は不要です。私たち日本人が理屈で日本語を習得していないのと一緒です。ネイティブスピーカーは発音の理屈なんて知りません。

 

ってことは!

いつどこでどうやって、英語の発音を学べるの?

いつどこで誰が、英語の発音を教えてくれるの???

ってことじゃないですか。

 

もうそこには、専門家が必要になってきます。専門家に出会えなかったら、一生英語の発音を知ることは出来ないし、一生英語の発音をちゃんと教えることは出来ないんじゃないかと思います。(まれに天才的にセンスがあって、学ばなくても出来る人はいると思いますが。そんなのまれです。)

 

私、留学して最初にアメリカ英語の発音に矯正されたとき、めっちゃイヤだったんですけど(笑)

まさか20年たって、ここにつながってくるとは思いませんでした。

人生、ほんとムダなことってないですね。

 

イヤイヤだったけど、アメリカ英語の発音を軽くざっと学んだ20年前。あの時はアメリカにいたので、授業での基礎知識プラス現地での実践(向こうの大学の授業を取ったり、現地の学生とイベント企画したり)で、アメリカ英語の発音を感覚的に多少身につけることが出来ました。

20年前の知識なんて、靄(もや)みたいなもんだから、今はもうほぼ覚えてません。

 

で、親子英語をするようになって約10年。

息子たちの発音に対して、モヤモヤしていた私。そして、自分自身の発音についてもモヤモヤしていた私。

もう一度、音声学を、今度はちゃんと日本語で書かれた文献を使って勉強しなおし、さらに専門家のトレーニングを受けることでスキルアップしています。

念のため書いておきますが、私の発音はカタカナ発音ではないですよ。英語が苦手な人が聞いたらペラペラ話しているように聞こえるだろうし、ネイティブスピーカーとも発音がおかしくて通じないということはそんなにないです(単語や表現を知らなくて通じないことはめっちゃあります笑)。

それでも、なんか自分の声を録音して聞くと、ネイティブスピーカーとは全然違うんですよね…。この差は何だろう?ということで、今は腹筋を鍛えています←途中経過をかなり省きました(笑)。

 

私の話はさておき。

この“音声学に基づいた発音指導”を、私は親子英語レッスンでしていきたいと思っています。

といっても、難しい専門書を使ったり、腹筋を鍛えたりはしませんよ。

ネイティブスピーカーが幼少期から歌い親しんでいるお歌(マザーグース)、幼児向けの英語絵本、そしてフォニックスをつかって、専門的な発音を学んでいきます。

ママが英語らしい発音が出来れば、子どもたちはそれを自然と身につけていけるからです。

 

今までの親子英語は(あえて言っちゃいますが、世の中の多くの親子英語は)、先生がキレイに発音出来ても、それをママたちが言えるようになるところまでは指導していないのではないかと思います。

だって、先生もネイティブスピーカーも、音声学をちゃんと学んでないんですもん。多分。

学んでいたとしても、それを未就園児対象の親子英語で活かそうなんて思ってる人、あんまりいないんじゃないかな?(数か月前までの私も、そこまでは考えていなかったのです)。

未就園児、もう少し幅を広げて未就学児だからこそ、発音の基礎を身につけやすいし、それほど複雑な英語表現じゃなくてよいから、英語が苦手なママでもちょっと頑張ればナチュラルな英語を再現できると思います。

 

よく「英語のシャワー」とか「2000時間以上のインプット」とか言われたりしてますが。

生活圏内にナチュラルな英語を話せる人がいるならそれで身につくと思いますが、生活圏内にそういう英語を話せる人がいなかったら、どんなにシャワーをあびても、何時間もインプットしても、英語らしい発音は出てこないと思いますよ。

それと、日本人に合わせた英語でレッスンしている先生もダメです。ごめんなさい、ちょっと前までの私です。

日本人にとって聞き取りやすい英語は、それは日本語英語です。

先生がどんなにネイティブ並みに英語を話せたとしても、レッスンの時に日本人に寄せていたら、生徒さんはいつまでもナチュラルな英語を話せません。

先生が一方的にナチュラルな英語でレッスンしているだけでもダメです。日本人にはそれを聞く耳が育っていないから、ナチュラルな英語は雑音にしか聞こえないからです。

 

英語が出来る先生が、教え方をちょっと変えれば、日本人にとっても負荷がかからない形で、ナチュラルな英語を教えることは出来るし、生徒さんもそれを学んでいくことが出来ると思います。

親子英語の段階からそれが出来たら、そしてナチュラルな発音が定着したら、小学生以降の英語の学習がとても有意義なものになっていくと思いませんか?(学校との英語に死ぬほどギャップがあるから、英語教室に通うことは必須になりますが。ほんと学校英語やめてほしい。あんな中途半端なことするくらいなら、ないほうが数千倍マシ!!!←という、多くの英語講師の考えを勝手に代弁しました)。

 

英語の発音って、知るとほんとおもしろいんですよ♡

アイメットヒムがアィディンですよ。カタカナだと変だけど。実際に音を聞けば「ああ!」ってなります。

発音だけは本を読んでいても一生習得出来ないので。

みなさん、ちゃんと発音を教えてくれる先生のところで学んでくださいね!発音が変な先生に英語教わっても上手にはならないですから。我々が中高生の頃のおじいちゃん英語教師の発音とか、今思うとコントか!っていうレベルですよね…(うちの高校に、wasをウォズっていう先生がいて、裏のあだながウォズでした。)

先生たちは、ちゃんと教えられるようになってくださいねー!!!ウォズとかあだ名付けられないように!!←さすがにそれはないか。

 

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