毎年夏休みになるとアクセス数がアップするこちらの記事。今年も再UPします!ご参考まで♪
小学1年生、夏休みの宿題といえば、あさがおの観察日記…かどうかはわかりませんが、我が家は夏休みのはじめと終わりに1枚ずつ書くように、宿題が出ています。
一応、小学生に作文指導をしていたこともある私。
我が子に対してはどうしてもイラ~っとしてしまうこともありますが(笑)、作文指導のテクニックを試せるよい機会でもあるので、仏の心で、なんとか観察日記に取り組みました。
自分で言っちゃいますが、なかなかよい出来です♡親バカ、自己満、どんとこい!な方は、ぜひ書き方(書かせ方)のコツとしてご覧ください。
素晴らしいことを書く必要はないんです。当たり前に普通のことを書くだけなんですが、声がけひとつで作文がラクチンになるんです♡
(1)写真を撮る
理想としては、本物を見ながら書きたいところですが、暑いし飽きるし面倒くさいし、ということで、写真にとってパソコンで表示して、それを見ながら書きました。
(2)絵の基準を決めてあげる
まずは支柱を観察して、支柱を描きます。「縦の線は何本?横の線は何本?」こんな感じで声がけをして、色を塗りました。
(3)葉っぱの形に注目
「葉っぱ1枚だけよ~くみて。どんな形?」と、別の紙に形を描かせます。上手にかけたらアホみたいに褒めて調子に乗せ、「よし、葉っぱ100枚描こう!」とおだてます。
100枚は普通に拒否されるので「んじゃ30枚でいいよ」と妥協したようにみせかけて、本来必要そうな数を描かせます。まぁ、本人の気分でいいんですけどね。
(4)葉っぱの量・位置を、支柱を基準に観察する
「葉っぱはどこまで生えてる?つるはどこまで?」という感じで、支柱を基準に葉っぱやつるの様子を観察させます。
葉っぱは下から2段目まで生えてる、縦の支柱より横にはみ出している、つるは3段目まで伸びているなど、ここでも支柱が大活躍です。
(5)色を塗る
お好きなように♡
(6)作文する
この時、お母さん、お父さんが主語だけ決めてあげましょう。(カッコ)の中は声がけです。
- 葉っぱは、(どうなってる?)
- つるは、(どうなってる?)
- お花は、(どうなってる?)
どうなっているか、の部分は、子どもの好きに書かせます。合っているかどうかについて、親はコメントしない!だって作文ですから。子どもの考えを聞いてあげましょう♡
この時ひとつだけお約束をします。「同じ言葉は使わない」。
今回は、「いっぱい葉っぱがある」「いっぱい伸びてる」「いっぱい咲くといい」みたいに、“いっぱい”を何度も口にしていたので、「いっぱい、は1回使ったから違う言葉にしよっか」と声をかけました。
そして最後に、「今日のあさがおをみてどう思った?」と子どもの感想を聞きます。これも自由な発想を大事にしてください♡
完成サンプル
きれいなはっぱがいっぱいあります。つるがのびてかわいいです。おはなはさきません。だからえいようがはいっている水をあげました。あさがおが100こさくといいです。
素晴らしい~~♡♡♡
いや、いたって普通なんですが、字も絵も下手なんですが、ちゃんと“観察日記”になっています♡
誘導している?いいえ、これは作文を書くに当たってのテクニックです。着眼点のヒントを与えて、子どもの考えを引き出してあげるのです。
どうやって書けばいいか、書かせればいいかわかんない~!というお母さん、お父さんの、何かしらヒントになれば嬉しいです。共に夏休みの宿題を乗り切りましょう!!
こういう作文のチカラや声掛けについての考え方を知ることが出来る↓こちらの本。
作文のしかたそのものズバリが書いてあるわけではないですが、幼児期からの親の声掛けの習慣で、自分の考えを表現できる子どもに育つ…っていう話がまとめてあります。ざっくりですけど、知っておいて損はしないはず!