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結果を求めないのがコツ。

私が最初に0歳からのおむつはずしの話をしたのは、2012年のことです。長男のおむつが取れて半年くらい、次男がまだおなかにいた頃でした。

あれから丸5年。(この記事は2017年5月に書いたものです)

思っていたよりも、はるかに多くのお母さんたちが、話を聞きに来てくれました。

しかし…、実は…。「1歳でおむつ取れましたよ~!」の報告を、私はいただいたことがありません(苦笑)。単発の講座なので、一度話をしたっきり、その後の様子を知ることが出来なかった方も、たくさんいます。

おむつの話はデリケートなので、私はあんまりしたくない、というのが正直なところ。必要以上に気を遣っちゃうから、今まで何度も、「もうやめよう」って思いました。
次でやめよう、次でやめよう、と思いつつも、「他に話を聞けるところがなくて…」というご希望をいただくと、つい続けちゃうんですよね。だって、必要としている人には、やっぱり知ってほしい内容ではありますから…。

そんなこんなで細く続けてきたこの5年間、ずーーっと気になっていたことがありました。

それは、お母さんたちが行き詰る原因が、いつも同じ、ということです。
途中でやめてしまったり、悩んだりする理由は、人それぞれ違うんですが、根本的な原因が同じなんですね。

それは、結果を求めているということ。

思い描く結果があって、その通りにならないことに悩んだり、その結果が得られるまでに時間がかかりすぎてやめてしまったり…。結果を求めているから、辛くなっている場合がほとんどなんです。

 

最近になって、私、思うんです。0歳代のおむつはずし、って“言葉の習得”と似ているなぁって。
0歳の赤ちゃんが言葉を話さないからといって、大人が話しかけるのをやめたりしないですよね。もし0歳の時に、一切言葉を聞かずに育ったら、1歳になっても2歳になっても、話すことはないんじゃないかと思うんです。

言葉を発しないとわかっていても、大人は赤ちゃんに話しかけるし、赤ちゃんが言葉で返さないからといって、怒ったり、失敗といったり、うまくしゃべれないと、嘆いたりはしないですよね。

排泄の習慣づけも同じで、1回2回やって出来るようになることじゃないし、出来なかったからといって、怒ったり、失敗と思ったり、やっぱり無理だ、と落胆するようなことじゃないんです。

出来なくて当たり前、当たり前だけど日々繰り返しているから、1年くらいたったら、自分で排泄の意思を伝えられるようになるものだと思うんです。思うっていうか、もうそれ以外のなにものでもないんです。

 

赤ちゃんがトイレで排泄することが目的になってしまうと、習慣づけの継続が難しくなります。

だって、そもそも出来ないですから。

出来ないことがいつか出来るようにするために、日々コツコツと続けなければいけないことなのに、今この瞬間、出来ているかどうかだけに目が向いてしまうと、そりゃ出来ないから落ち込んだり悩んだりしてしまいます。

今この瞬間、赤ちゃんが「おはようございます」と言わなくても、がっかりしたりしないですよね?それと同じですよ。トイレで出なかったからといって、がっかりするのは、本来あるべき姿と、離れてしまっています。出ようが出まいが、トイレに連れて行って、したいときにはここでするんだよ~と、地味に伝え続けていくしかないんです。続けていれば、何かのタイミングで、赤ちゃんの方が「そうか、そういうことか!」と気付く時がきます。

 

もし、悩んだり行き詰まりを感じたりしたら、もう一度初心にかえってみてください。トイレで排泄させることを目的にしちゃっていませんか?

習慣というのは、今日明日すぐに出来ることではなく、日々の積み重ねで、気付いたら出来るようになっていた、というものですよ~。

 

 

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