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就学前にひらがなは完璧にすべき?!

「大人になってもひらがなが読めない人はいない」
「そのうち読めるようになる」
「未就学のうちの文字や計算の差なんて、大きくなったらすぐ埋まる」

というような話を、ちょこちょこ見かけますし、耳にもします。

それは間違ってないと思います。

園児のうちからひらがなが読めたり、足し算が出来たりすることが、すごいこととは思わないですし、それが出来るようになることを目標にして、先取り教育に躍起になる必要なんて、ぜ~んぜんないと思います。

でも…

だからといって、小学校入学前に、ひらがな読めなくても別にいいし、足し算出来なくてもいいじゃん♪とは私は思いません。

いろいろと地域差等もあると思いますが、このご時世、小学校で初めてひらがなを学ぶ子は、クラスにどれくらいいるのでしょうか???

もし、クラスの半数以上が初めてひらがなを学ぶ子どもたちだったら、先生もそのレベルに合わせて授業を進めると思います。

でももし、クラスの9割の子が、ひらがなを書ける状態だったら…?

カリキュラムがあるので、いきなり指導をすっ飛ばすことはないですが、ある程度書ける前提で授業を進める可能性は大いにありますよね。

2年生になっても3年生になってもひらがなを読めない子は、確かにごくごくわずかしかいないかもしれません。幼児期にひらがなが読めるかどうかの差なんて、すぐに埋まるものです。

でも、1年生の最初の時期に“みんなが知っているのに、自分だけがわからない”という意識を持ってしまったら…。

学校生活、最初の一歩で、いきなりしんどい思いをするかもしれないんですよね。

ひらがながしっかり定着している子は、先生の話を聞きながら連絡帳もすぐ書けるようになるけれど、ひらがなを書くことで精一杯の子は、文字をただ書くだけで、先生の話を聞く余裕なんてない、なんてことも多々ありえます。ただ文字を写しているだけだから、おうちに帰ってお母さんに「これどういうこと?」と聞かれても「わかんない」ってなっちゃうんです。

(小学校の連絡帳はものすごくシンプルな箇条書きで、その場にいない親は「なにこれ?」ってこと、よくあるんです😅子どもの補足がないと意味不明な連絡帳…)

 

そう思うと、「そのうち読めるようになるから、幼稚園のうちはやらなくてもいい」というのは、ちょっと先が見えていなさすぎるんじゃないかなぁ…とおせっかいオバサンは思う訳です。

確かにそのうち読めるようになるかもしれないけれど、“そのうち”が周りより圧倒的に遅かったら、気づいたときには学ぶことそのものがキライになっている可能性もあるのです。
スタートの時点で、いきなり“できない子”になっている可能性もあるわけです。

幼稚園のうちにひらがなが完璧になるようにガリ勉させる必要はないですが、ある程度わかっていたほうがいい。スタートでいきなりいっぱいいっぱいになるよりも、ちょっと余裕があるくらいの方が、授業も楽しめるんじゃないかな~って。思うのです。

 

英語も似たような側面があって。

昔だったら、英語を習っている一部の子が“特別”でしたが、今の子どもたちは、もしかしたら“ある程度知っているのが当たり前世代”になるかもしれない。

「学校の授業が始まってからでいいよ。」「本人が興味を持ってからで十分。」なんてのんびりしていて、いざ授業が始まったら、基礎を知らないのはうちの子とあと何人かだけだった!!!なんてことも…ない訳じゃぁない。

 

なんでもかんでも先取りすべし!とは思いませんが、日常生活の中でゼロじゃない程度に、知識を与えておくことは、子どもの学ぶ意欲に繋がると思います。

知識がある程度あるからこそ、学びはよりおもしろくなるし、知らないことを知ることの喜びを味わえるのです。身の回りに情報があるからこそ、興味を持ったりするのです。

まったくの無知から、おもしろさや喜びは生まれません。

学びのおもしろさの、最初の一歩を伝えるのは、親の役目のひとつだと思いますよ♡

 

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