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私が教育を専攻しようと思った出来事。「すみません」は不要です♡

HIMAWARIを立ち上げた当初に書いた記事を、引っ張ってきました。

私の、講師としての考え方のベースには、こんな経験があります。

 

私がふた昔前に留学していた時の話です。

提出しなければいけないレポートが思うように出来なかった時、

教授に「(ちゃんと出来なくて)すみません」と言ったら、「なぜ謝るんですか?」と返されたのです。(会話はもちろん英語です)

私は、教授のその反応に驚きました。それまで経験してきた日本の学校教育では、問題が出来なかったり、宿題を忘れたり、出すべきものを出せなかった時は、先生に謝るのが当たり前、だったからです。

私は拙い英語で、それを教授に説明しました。

教授の答えはこうでした。

レポートが出せなかったことについて謝る必要はありません。事情があったのならそれを説明すれば良いし、もし理解が足りなくて出来なかったのであれば、それは教授である私の責任です。

かなり衝撃を受けました。

それまで私が日本で受けてきた教育で、出来ないのは先生の責任、なんていう価値観に出会ったことがなかったからです。

さらに教授の話は続きます。

レポートをやるかやらないかも、自由です。やればあなたの身になるし、やらなければ身にならない。ここに来ているのは、あなたの意思なんだから、なにをどれだけ得たいのか、どれくらい頑張るのかはあなた次第です。私の仕事は、それをサポートし、評価し、教育することです。

これまた衝撃的でした。

日本では、大学ですら「課題」は出さなければならないもの、であって、やってもやらなくてもいいなんていう選択肢はなかったからです。

確かにそうじゃ!

教授の話を聞いて、それまで、どこかモヤモヤしていた留学の目的が、なんだかスッとスッキリした気がしました。

学ぶという行為は、誰のためでもない、自分のため。それはすべて、自分に還ってくる。

教育者の仕事は、そういう学びたい人のサポートをすることなんだ、と。私が教育の分野に、専攻を変更したのは、この時です。

今も、この価値観は、私の根底にあります。

レッスンだけではなく、サークルでも、子育てでも、学びたい人の意欲が第一、その意欲を満たすためのサポートをすることが、私の仕事だと思っています。

だからみなさん!「すみません」は不要です。

例えば、レッスンの内容、おうちで何かやってみましたか~?と私は毎回聞くと思いますが、やってなかったとしても私に対しての「すみません」はいらないんです。

やるかどうかはあなた次第。やった分だけ、還ってくるんですから。

…これって、ある意味、すごーく厳しいですよね(笑)

個人の責任に対して、なんだかモワ~~っとしている日本の文化とは全く違います。なんでも自己責任!という、アメリカらしい文化だなと思います。

私は、日本が好き、日本文化って素晴らしい!という考えが根底にあるからこそ英語講師という道を選んでいます。実は英語大好き♡アメリカ文化大好き♡という訳ではないのですが、教育に対するこの考え方だけは、バシっとツボにはまっています。

出会った教授が良かったのかもしれません。

…と、ちょっぴり熱く語ってしまいましたが

もし今度「すみません」という言葉が口をついて出てきたら、その「すみません」は、本当に必要な言葉かどうか、考えてみてください。

といっても、「すみません」という言葉は、人間関係を円滑にする、日本文化には欠かせない言葉ですので、私に対して以外は、使うべきところで使ってくださいね(笑)

 

 

 

↑ここまで、2014年頃に書いた記事ですが、今もこの考えにブレはありません。たぶん今後もブレることはないと思います。

やってなくてすみません、と言いたくなる気持ちはわかります。言ってしまうのもわかります。私も日本人なので(笑)

でも、また鬼のように厳しいことを言いますが、私に「すみません」と言ったからと言って、みなさんの(強いてはお子さんの)英語力は、なにもどうこうならないんですよね。

そもそも私、怒ってないですし(笑)、なぜそこで「すみません」なんだろうな~と、思わなくもないです。いや、だって、私は何も困らないですから。

黙ってレッスンをサボるとか、月謝を踏み倒す、とかは困るし、それは「すみません」ですが(笑)

課題をやれなくてすみません、とか、英語の時間を作れなくてすみません、は、私に「すみません」と言うところではないんですよ。

 

やれなかったのであれば、どうしたらやれるのか。

出された課題にうまく取り組めないのなら、どうしたら取り組めるようになるのか。

そこを一緒に考え、案を提示し、改善し、サポートすることが、私の仕事です。

私は個人を相対評価(誰かと比べて優劣をつけること)はしません。絶対評価(過去のその人と比べてどれくらい変わったか)をします。

みんなと同じようにする必要もないし、みんなと同じになる必要もありません。

 

私、この考え方は、自分の子どもたちに対しても同じなんです。

小学生になると、「それ意味ある?」みたいな宿題もたくさんでます。音読とか計算カードとか…実際、取り組まずにサインだけする親御さんもいます…。

が!

やれば子どもの力になるし、やらなければ力にならない。

学校から出された宿題が簡単すぎるなら、ちょっとレベルアップした課題に変えてあげればいいし、難しすぎるなら基礎に戻った課題に差し替えてあげればいい。

学校が出す課題が、わが子にぴったりだとは限らない。子どもの様子をみて、アレンジしていいと思うのです。提出するときは、学校から出された形に合わせて提出しますけどね。

 

たとえば。

何度も何度も同じ詩を音読で出された場合。
さすがにもういいでしょ(聞くほうも辛い…笑)と思ったら、好きな本を音読させちゃいます。でも音読カードには学校から出された詩のタイトルを書く。

何度も何度も1ケタの足し算カードの読み上げをさせられる場合。
本人が今興味がある3ケタの足し算8問を解かせる。でも提出するチェックシートには、足し算カードやりましたのサインをする。

 

私はそれでいいと思います。

そして、自分のレッスンに参加しているお母さんたちにも、こんな風にアレンジしてほしいと思っています。だって、おうちでの様子を一番わかっているのはお母さんだから。

お子さんの様子はわかる、でも、どうアレンジしていいのかわからない。

という時こそ、講師を利用するときです。私を使って~(笑)

 

だらだらと書いてしまいましたが。

ここまで読んでくださって、ありがとうございます♡
たまには、私の教育観を、語るのもいいかな~と。たまにはというか、久しぶりに…ですね。

 

親子英語も、キッズ英語も、フォニックスも。
読み聞かせもおむつはずしも。

私は、私の持っている知識と経験でよければ、いくらでも惜しみなくお渡しします♡

ガンガン利用してくださいね!
(あ、もちろん料金は発生します。ただ働きはしません(笑)月謝、参加費、お支払いいただいている方は、どんどん利用してください♡)

今、大事なのは、課題をこなすことではなくて、おもしろい!学ぶってたのしい!という土台を作ること。親子だからこそ出来ること。

山のような課題をこなすのは、子どもたちがもう少し大きくなってからです。今はお子さんのペースをよく見て、お子さんが出来ることを、楽しみながら続けてくださいね!小ネタはいくらでも提供します♡

 

 

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