ネイティブの子どもたちはどうやって英語を習得するの?
ネイティブの子どもたちが、どうやって英語を習得していくのかをまずは確認しましょう。
- 0~1歳…周りの大人やきょうだいの話し言葉をめっちゃ聞く
- 1~5歳…覚えた言葉を少しずつ口にして、だんだん文章になっていく
- 5~6歳…話している言葉を文字に置き換えていく
- 7~9歳…単語や文法をいっぱい学んで読む力を育てる
- 10歳~…より抽象的な内容を学んでいく
ざっくり言うとこんな感じです。本当にざっくりだから、細かいことはつっこまないでくださいね!
あまり難しく考えず、日本人の子どもが日本語を習得していく過程をイメージしてください。言葉は違っても、習得の過程は同じです。
ここで大事なのは細かい年齢じゃなくて過程です。
音→単語→文字→文章という順番で学んでいく、ということです。しかも最初の「音」は音単体で学んでいるのではなく、周囲にあふれる膨大な量の音(大人やきょうだいたちの会話)から学んでいる、ということです。
では、日本人はこれまでどうやって英語を学んできたのでしょう?昭和生まれの私の場合。
- 0~12歳…英語ゼロ
- 13歳~…教科書で単語、文法、長文を学ぶ
です。
超乱暴!!!じゃないですか。
逆の立場で考えたら、日本語を全く知らない13歳のアメリカ人に、いきなり漢字を暗記させて、助詞とかサ行変格活用とか、ややこしい文法教えてるようなものですよ。
そりゃ英語嫌いになるわ…。
日本人もネイティブスピーカーの子どもたちと同じように、英語の音があふれる環境から、音→単語→文字…と学んでいけば、こんなにも英語嫌いの子はいなかったんじゃないかな、と思います。
これって、いまからでも遅くない、というか、大人ならいますぐ学びなおせることなんですよ。
そのための、歌・絵本・フォニックス、なんです♡
ママもネイティブの子どもと同じように英語を学びなおそう!
♥歌…英語らしい発話につながるリズムを学びます。←日本人向けにアレンジされたものでは、英語のリズムは身に付きません。選曲と練習方法が大事です。
♥絵本…英語らしい発音と表現を学びます。←昔から読み継がれている“良書”と、フォニックス学習につながる“絵本”を組み合わせていきます。ここに歌のリズムの要素もからめていきます。
♥フォニックス…英語の発音を基礎から学びます。←お母さんが発音出来ないことは、お子さんも発音出来ません。人間、発音出来ないことは聞き取れません。まずはちゃんと英語の音を学ぶことが日本人には不可欠です。
これらのことをお母さんが一生懸命楽しみにながら練習していたら、それを横で見聞きしていた子どもが勝手にマネッコして出来るようになっていた!
というのが、HIMAWARI流 親子英語の神髄です。
子どもに英語を教え込むためのレッスンではありません。
学ぶのはあくまでもお母さん。お母さんのまねっこをしていたら親子で英語が身についていた!というのが理想の形です。
お母さんが練習している=生活の中に英語が自然にある環境、です。ネイティブのように“英語にあふれて”はいないかもしれないですが、何もしなければずっとゼロ。なにかしらしていれば蓄えられていきます。
こういう環境づくりを0~3歳のうちに始める、というのがこれまた大事なミソで。
お子さんが、お母さんのまねっこをするのが大事な時期だからこそ価値があります。コレ、お子さんが中学生とかになっていきなり始めたら、かなりの確率でウザがられます…よね。
英語らしい発音とリズムの練習は、最初はちょっと難しいかもしれません。今までやってなかったことをやるのですから、そう簡単には定着しないと思います。
でも、そんなときは、子どもの言葉の習得を思い出してください。
0~2歳くらいまでは、ひたすら周りの音を聞いて声を出す練習をしていますよね。少しずつ単語の形になっていきます。
最初は私も0歳♡と思って、まずは音とリズムを体で感じてください。子どもはすべて“感覚”で習得していきますが、私たちは大人なので、ちょいちょい“理屈”もはさみます。大人はそうすることで、理解が早まるし深まります。
全20回のレッスンを終える頃には、レッスンで紹介した以上の歌や絵本を楽しめるようになっているはずです。
あとはおうちでコツコツ続けてください。お子さんが一人でどこかの教室のレッスンを受けられるようになるまで、おうちでは歌と絵本を続けてください。
それが親子英語の醍醐味と、次の英語学習につながる大切な土台作りになります。
なんで発音がそんなに大事なの?
発音が大事なのはわかるけど、伝わればいいんじゃない?大事なのは何を話すかでしょ?
というお母さんも、きっといらっしゃると思います。
私もそう思います。発音や文法にこだわりすぎて話せなくなるよりは、多少間違っていても、伝えようとする心(度胸)の方が大事だ!と思います。そういう思いもあります。
だけど…
カタカナ発音で英語を学習していると、必ずどこかで行き詰まります。
マイネームイズイクミ という子と。
My name is Ikumi といえる子では、大きな大きな差が生まれてきます。
ホエン アイ ワズ ア チャイルド、アイ ハド ア ドリーム ライク ディス…という子と。
When I was a child, I had a dream like this…という子では、もう大きな大きな差がありますよね。さらにこれをナチュラルスピードで読むと、wen/ie-wazu child, ie-hada dream lie-thisみたいな音になります。
ネイティブの子どもたちはこのスピード感で英語を理解しているわけです。そりゃカタカナ発音じゃ思考が全然追い付かないですよね💦
発音力は英語学習のスピード、理解度、定着度にも関わってきます。
え、でもそこまで求めてないわ…
というお母さんもいるかもしれませんが、本当にそうでしょうか?
今、このブログを読んでくれているお母さんたちは、きっと少なくともお子さんの英語教育に興味があるはず。小さい頃から何かしらしたいな♡と思っているはず。
10年後、「あれ?こんなもん??」と私のように思ってしまうかどうかは、発音にポイントがあると私は考えています。
日本語で考えてみてください。
正しい発音、イントネーションで音読できる子と、つっかえつっかえ読んでいる子、理解度の差は歴然としているはずです。つっかえる=音(読み)をわかっていない、意味をわかってない、ということです。
英語も同じです。音がおかしかったら、やっぱり理解もどこか追い付かなくなってくるのです。
超有名大学出身の人とか、検定試験満点の人でも、まともに会話が出来ない人が日本人には少なくない、というのは、まさにその表れ…ですよね。
文字で理解できても、会話で理解できない、相手に自分の想いを伝えられない…発音は英語学習の始まりであり、最後の関門なんじゃないかと、私は思っています。
私たちに出来ることは、楽しく発音の土台を作ってあげること♡
ここまでお読みいただきありがとうございます。
まとめに入らせていただきます。
英語が苦手な私たち日本人ママは。
まずは子どもたちが「英語嫌い!!」とならないように、楽しく英語に触れられる環境を用意してあげることが大切です。親子で楽しく!が何よりも大切。楽しくないことは、やってもしょーがないです。
ただ一方で現実的な話をすると、楽しいだけではしょーもない、という時期がいずれ来てしまいます。子どもの英語力がお母さんの英語力を超えていく日も来るでしょう。
“小さい時から英語やってたけどしょーもなかった” とならないようにするためには、発音とリズムの土台をしっかり定着させておくことが大事です。これは小さい時から出来ることだし、逆に小さい時に身につけてしまえば一生ものだと思います!
小さいうちに発音とリズムの土台をしっかり“楽しく”定着させるために有効なのが、質の良い歌と絵本です。あと講師の指導力!!!←言ってやった!!!大丈夫かな私、ドキドキ(笑)
私たち英語苦手日本人母に出来ることは、子どもの生涯から考えたらほんの少しのことですが、そのほんの少しのことを、大切に大切に育てていきませんか?
私の親子英語もまだまだ続きます。末っ子は2歳、今まさに親子英語を満喫できる時期です。私と一緒に育てていきませんか?
私は、その場の楽しさよりも、後に続く学びを大事に考えている英語講師です。そこに共感してくれるママたちと一緒に楽しく学べたら最高に幸せだと思っています。
レッスンでお待ちしていますね♡
私と同じような思いで、近所のママたちに親子英語レッスンをしたい!とお考えの先生は、こちらでお待ちしております。一緒に日本人の英語力底上げにちょびっと貢献していきましょう。
みんなとおしゃべり