「多読を進めたほうがよいのか、フォニックスをまず学んでから多読に取り組んだほうがいいのか、どちらでしょうか?」
といったご質問を時々いただきます。
そのお返事は…
同時進行が理想です!
フォニックスレッスンをしていて思うのですが、どんなに英単語を読めるようになっても、“英語の勘”は育ちにくいのです。
この場合の勘というのは、「今までこういうパターンが多かったから、多分これはこうだな」という推測のチカラです。推測のチカラは、たくさんの経験から培われていきます。
推測のチカラがついてくると、フォニックスのルールをあてはめて読むことが出来ない単語が、見えてくるようになります。
例えば、大人のフォニックスレッスンでフォニックスを学んだお母さんたちは、ルールに当てはまる単語はすぐに読めるようになっていきます。
その一方で、こんな質問を度々いただきます。「ルールに当てはまらない単語がわからないです。なんで先生はわかるんですか?」と。
これが、経験=推測のチカラによるんですね。
もしかしたら私も知らない何かのルールがあるのかもしれないけれど、こういうパターンはだいたいトリッキーかな(※トリッキー=ルールに当てはまらない単語)と、勘が働くようになるのは、みなさんよりも少しだけ知っている単語が多いからだと思います。英語に触れてきた時間、英語について考えてきた時間が長いからだと思います。
こういう“勘”を育むためには、フォニックスを学んでいるだけでは足りません。
乳幼児期であるならば、出来るだけ多くの英語に触れる時間を作りましょう。たくさん英語に触れることで、勘が育っていきますよ!
「じゃぁ、フォニックスを学ばなくても、多読だけでいいんじゃない?」
と思われる方もいらっしゃいます?
実は、徹底的に多読をしていれば、フォニックスがなくても英単語を読めるようになる子もいます。圧倒的に多くの英語に触れることで、自然とルールを察することが出来るようになる子もいます。
でも、多くの場合、日本にいて、両親も日本人で、お友達も日本人という場合、そこまでの英語に触れることは難しい。だからある程度のルールを知っていたほうが、効率よく英単語も読めるようになっていきます。
フォニックスを学び、ルールを知っているから読めるようになる。
多読に取り組み、たくさん単語を知っているから、ルールに対する勘が育つ。
どちらが先か。
どちらが大事か、ということではなく…
どちらも大事です。
同時進行がベストです👍
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