世界中の英語話者の何割がネイティブスピーカーだと思いますか?
言い換えると。
英語を話す人の何割が、英語を母国語としていると思いますか?
約2割です。
つまり約8割の人が非ネイティブ。母国語ではなく外国語として英語を話しているんですね~。
ということは、それだけその人たちの母国語に寄った英語のなまり、があるわけです。それが当たり前。
だから、必要以上に発音に関して神経質になる必要はないし、コンプレックスを抱く必要もない。堂々と、日本語なまりの英語を話せばよいと思います♡
とはいいつつも。
日本語なまりの英語と、カナカナ英語は別物と私は思います。カタカナ英語は通じにくい(通じない)可能性が高い。
ネイティブのような発音である必要はなくても、まったく通じないような、ベッタベタのカタカナ英語では、意思疎通に不自由しますよね。
やはり、ある程度、英語らしい発音で話せるようになることは必要だと思います。
そういう英語らしい発音を学ぶひとつの方法として、フォニックスの学習の一側面が有効だったりします。
※フォニックスとは、音と単語のつづりのルールを学ぶこと、なので、発音を学ぶためのものでは本来ありません。でも、非ネイティブの日本人にとっては、そもそも「音」がわからないため、フォニックスを学ぶときに「音」から学ばないといけないので…、フォニックスを学ぶ過程で音も学べます。というか、音をちゃんと教えてくれる先生の元じゃないと、フォニックスを学んでも発音がよくならない可能性もあります😅
フォニックスを学ぶためには様々な教授法、教材がありますが、その中でも、私が好きで採用しているのがJolly Phonics(ジョリーフォニックス)です。
これを採用している一番の理由が、日本語のように、文字の音を学べばそれを組み合わせて発音できるようになるから、です。
たとえば日本語は、「さ」と「ら」と「く」の文字と音を学べば、組み合わせて「さくら」と読むことができますよね。
Jolly Phonicsは、「h」と「t」と「a」の文字と音を学べば、それを組み合わせて「hat」と読むことが出来るようになります。
ちょっとひらがなを組み合わせて読んでいく感じに似ているんですね。
だから!
これまで英語が苦手だったお母さんたちも、発音コンプレックスがあったお母さんたちも、Jolly Phonicsでフォニックスを学ぶと、上手に発音できるようになるし、音を組み合わせて、知らない単語でも推測して発音できるようになっていきます。
↑ここまで書いたことは、今日のブログネタの前置きです。前置き長っ(笑)
さて、ここから本題なんですが。
日本語のように組み合わせて読むことができる…のは、とてもよいところではあるのですが、日本語のように読めてしまうことから、めっちゃ日本語なまりの読み方になっちゃったりもするんですよね~。
たとえば、「pin」という単語。「p」「i」「n」のそれぞれの音がわかれば、組み合わせて「pin」と読めますが、日本人の発音は「pi-n」になっちゃうんです。日本語は「ピン」と発音するからです。
でも、英語らしい発音というのは「pi-n」ではなくて「p-in」と発音するんですね~。
この違い、わかりますか?
ええ…こういうこと、わからなくてもいいんですよ。っていう話を、冒頭にしています、わたし(笑)こういう細かい発音にこだわる必要はないって冒頭に書いてます!
書いてるけど。
こだわる必要も、気にする必要もないけれど…
出来るならしたほうがいい♡
こだわりすぎて何も話せなくなったり、気にしすぎて話すことが怖くなるくらいなら、全然気にしなくていいけれど…
好きで出来るならしたほうがいい♡
と、思わなくもない(笑)
こんな細部の発音のこだわりなんて、実際の会話では本当にごくごく些細なことで、文全体を見れば消滅しちゃう程度のことかもしれませんが。
身につけて損することでもない♡
から、遊びの中で、子どもが身につけられたらサイコー♪と思ってしまっちゃう…こともなきにしもあらず。
私は、こういう細部に遊びを入れる、というか、遊びの中で、こういう細部を活かすというか、まぁ、とにかく、いろいろやってみるのが好きなので、今日は次男で試してみました。
ちなみに次男に今までフォニックスを教えたことはありません。
私が一人で練習しているのを見て育ってはいますが、フォニックスをフォニックスとして教えたのは今日が初めて。
1つずつの文字を発音し、組み合わせて読むことを“ブレンディング”というのですが、今日はじめてブレンディングってどうやるのかを教えてみたんです。
ぬりえをしながら、お花に書かれた文字を読んでいきます。
たとえば「pit」の時。
やっぱり次男も「pi-t」と発音してしまっていたので、近くに落ちていたサブローのおもちゃ(31のスプーン笑)を使って、こんな風に文字を隠してみました。
そして、まずは「it、it」と発音し、その後
「p」を足すことで「p-it」と読めるようになりました。
もーーー、お母ちゃんびっくりですよ!へ~~~~読めるんだ!みたいな。今まで次男には英語の読み書きは一切教えずに来ましたが、やっぱり時期がくるとサラッと読めちゃったりするんですねぇ。
※時期…読み書きに適した年齢。だいたい6歳前後ですかね。
話がそれますが、次男、eggは読めるんですね。
で、ワークの中のpigを読むときに、eggに戻って、gの音を思い出してから、pigって読んでました。
へぇ、そういう風にたどっていくこともできるんだぁって、心底感心しました。子どもの文字認識の過程がおもしろい。ほんと、次男はおもしろい(笑)
はい。
フォニックスを知らない方にとっては、なんのこっちゃの今日の話ですが😅
私のレッスンに参加したことがある方には、毎度毎度話し、発音を直す時にいつも伝えていることです。
あ~、あのことか!とピンときた方は、ぜひスプーンで最初の文字を隠して、発音練習してみてください。
なんていうか、視覚的に文字が消えることで、そして、スプーンをよけたら文字が出てくることで、pi-tからp-itへの変換がうまくいきやすくなるような気がします。
…あくまで気がします、なので、保証はしないですが😋
カタカナ発音になってしまっている小学生以上のお子さんも、ぜひお試しあれ。
今日の記事の話は、実際に音がないと全然わからない話ですよね、すみません。
発音について学びたいな~というお母さんは、ぜひママのための発音矯正レッスンにお越しください♡
重箱のすみをつつくような話ですが、結構おもしろいですよ♡
pi-nとp-inの違いが気になる方はぜひ😊