幼児期から英語のある環境を作っているママたちは、もちろん、お子さんにある程度は英語が出来るようになってほしいなって思われていると思います。
どこまでを求めるかは人それぞれだと思いますが、「赤ちゃんの頃の楽しい思い出になればいいわ~♡」と思って、幼児期からお金をかけて英語を取り入れている人は…そんなにいないんじゃないかな?と思っています。どうでしょ??
乳幼児期の、いわゆる“耳がいい”という時期に英語を始めても、相当意識して英語のある環境を維持していないと、ぶつかる可能性が高いのが
なんか音読がカタカナっぽい…
という問題なんです。
ひとつひとつの音は悪くないのに、単語レベルならキレイなのに、文章になるとなんかカタカナっぽさが抜けない…
これ、お母さんもですが、英語講師の方たちも、どこかでぶち当たる壁なのではないでしょうか??
私の勝手な推測と解釈によると…
ここが英語講師の発音指導力の差、なんですよね。あるいは、おうちで一番近くにいるお母さんの発音力の差。
日本語で考えてみても、幼児期は言い間違いや音の不完全さってありますよね。
うちの次男坊はザリガニのことを「ジャニジャニ」って言ってたんですが。可愛いから直さずに放っておいたんですね。
でも、いつのまにか「ザリガニ」って言えるようになっていました。親が直さなくても“世間”が直してくれたんです。
長男はさしすせそがsじゃなくてthの口の形になっちゃうんですんが…これは、気が付いたときに親である私がちょこちょこ直してあげてます。あとは、うろ覚えで言っている単語の間違いを言い換えてあげたりですね。
↑こういうことって、わざわざ机に向かって「ハイ!覚えましょう!」とかやらなくても、日常生活の中でちょっとずつ修正されていくことですよね。
理想的なのは、英語でもそれが出来ること、なんですよ。
ちょっとした間違いを、身近にいる親がサラッと直してあげられたら理想的!!!
ほんと、お母さんが発音がきれいで、サラッと直してあげられる英語力がある場合、お子さんはもれなく発音がきれいです。(うらやましい…)
私は、お母さんがちょっとでいいからソレが出来るようになったらいいな♡と思っているので、親子英語レッスンではママの発音に力をいれてるんですよー!!
ただ絵本を読める、ただ歌をうたってあげられる、じゃなくて、発音の理屈から知っていれば、他の絵本や他の歌、あるいは英語での声がけにも応用できますからね♡
しかし、レッスンしたからハイ出来るようになりました!というほど簡単ではないのも事実。
お子さんがおうちの世界だけで生きている期間は、お母さんが出来る範囲でさらっと修正してあげて…
お子さんが親元を離れ、一人で英語レッスンに参加するようになったら、あとは英語講師のサポートが重要になると思うんですね。
講師がレッスン内でさらっと正しく言い換えてあげて、少しずつでも定着していけるように修正しなければならないと思うのです。
どうでしょ?英語講師のみなさま、さらっと修正出来ていますか?
ここ、ほんとミソ。めっちゃ大事なミソ!!!!
あえて、辛口で言いますが。
先生自身はすごくきれいな発音なのに、生徒の発音を直してあげれない先生、多すぎません??
あるいは、生徒の発音を直すことにそもそも意識が向いてない先生、多いんじゃないかなぁ????
今、私偉そうに言ってますけど、数年前まで私もそうでした。ごめんなさい。
英語はゼロじゃなければいいと思っていたから、言えないよりはカタカナっぽくても言えた方がいい、なんでもいいから言えればOK!って思ってました。いえ、それすら思っていなかったかも。無自覚でした。
でも今は、子どもの数年後の英語力のことを考えたら、間違いを間違いと感じない年齢のうちに、出来るだけ修正してあげた方がいいと思っています。
具体的に言うなら、小学校に入る前までに、英語らしいリズム、イントネーションで、ちゃんと言えるようになった方がいい。
だから、お母さんの協力が必須なんです。
英語講師がお子さんと接することが出来るのは、週に1回、1時間程度。
その時にどんなに修正しても、おうちで残りの時間、カタカナ英語に触れてしまうと、容易に戻っちゃうんですよね…。
お母さんが英語ペラペラである必要はないんです。だけど、幼稚園児が学ぶような英語に関しては、英語らしい発音で言えて、英語らしいリズムで読んだり歌ったりできて欲しい。
それが理想!!
私の発音がカタカナだから、ネイティブのCDを聴かせておけばいいんじゃないですか?
というご質問もよくいただきますが…。
それも大事ですが、耳だけで覚えられる子はそれでいいけれど、耳だけでは音を再現できない子も少なくないんです。特に日本語がしっかり確立しちゃうと、どんどん日本語にひっぱられちゃいますからね💦
第一、CDは子どもをみて、子どもの音を聞いて、修正はしてくれないですから。
発音の習得で大事なのは、さらっと修正してあげることなんで…。
やっぱり身近にいる大人が顔を見せて、口をみせて、言葉を伝え、間違ってたらさらっと直してあげられるのが理想的だと、私は思います。
※あくまでも理想!そしてあくまでもさらっと!ダメ出しは厳禁!!!
…なんか、こんな風に書くと、発音が悪いとよくない!って言ってるように見えるかもしれないですが、そんなんじゃないですからね~~💦💦
私がお伝えしたいのは、発音はイイに越したことはない!ってだけです♡
今の日本人界隈では、発音そのものの重要性にフォーカスしている人は、まだまだ少ないです。
親子英語界隈では特にそうです!!
発音下手でもやらないよりはやったほうがいい!っていう、もちろんそれも大事。大事なんだけど…
インスタとかで、親子英語一生懸命頑張っているママたちの動画を見ていると、思うんです(知らない人の動画です笑)。
その声がけのここをちょっと変えるだけで、もっともっとよくなるんだよなぁ!!!って。
声がけ頑張ってるお母さん、お子さんの英語のことちゃんと考えて、お子さんと向き合っているお母さんだからこそ、あとちょっと変われば、もっともっといいものになる!って思うんですよね。
もったいないの。
せっかく英語のある環境を作って、せっかく声がけしてるのに、カタカナ英語をインプットしたら、もったいないんですよ。いずれお子さんが、また発音を学びなおさないといけなくなるから。
それだったら、すごく簡単な表現でいいから、すごく簡単な歌でいいから、ママからきれいな発音を伝えて欲しいと思う。
こうあるべき!ではなくて、こうだったらもっといいよ♡
そんなおせっかいBBAの気持ちで、こうして書き綴っています。
あ、英語講師には厳しいよ!だってプロだから。
発音指導、みんなちゃんと出来るようになろう。なんとなくとか、感覚じゃなくて。出来ない人が出来るようにサポートしてあげられるスキルを、ちゃんと身につけましょう!
(これまたインスタとかで知らない人の動画とかよく見かけますが、アカンわ~英語講師、アカンわ~~~笑)
子どもへの発音指導は“教え込む”のではなくて、違う時にさらっと修正してあげることです。そのさらっと修正が出来るようになるためには、先生の中に発音に関する知識と意識が必要です!!
⇧先生はこっちで待ってます。英語が堪能な人ほど受けてほしいです。
というわけで。
お子さんや生徒さんの発音が上手くなるかどうかの要は、サラッと修正できるかどうかですよ♡というお話しでした。
みんなとおしゃべり