最新ブログ記事はこちら

問いかけが上手く行かない時に気をつけること!【続・読み聞かせ講座】

2019子どもの読解力を育む!読み聞かせ講座 をご受講いただいて、一番多くいただくご感想が

もっと早く知りたかった!

です。

今日からやってみます!

というご感想もたくさんいただきます。

 

…でも、実際は?

講座を聞いて「なるほど!確かにそうだ!目から鱗が落ちた!!!」とはなるのですが、いざ実践すると「あれ?思ってたんと違う🙄」ということ、多々あると思います。

今日は、そんな「あれ?こんなとき、どうしたらいいの?」にお応えするための【続・読み聞かせ講座】を開催しました。

オンラインと対面の同時開催です~❣

 

いくつか質問をいただきましたが、今回のブログでは、これまでも何度かいただいたご質問と合わせて紹介しますね。

以下、講座を受講した方、あるいは、拙著を読んでいただいている方へのお答えを前提として書いていきます😀

❓よくある質問その1
設定⇒事件⇒オチ、の3つの枠にはまらない絵本はどうしたらいいですか?

この3つの枠にはまる絵本の前提として
1.物語文であること
2.幼児向けの絵本であること
を確認しましょう。

物語文とはどんな文章かというと、「主人公がいて、最初と最後で気持ちの変化がみられるもの」です。そもそも主人公がいない絵本は、物語文ではない可能性があります。図鑑や出来事の紹介などの絵本は物語文ではないですね😃

それと、未就学児が読むくらいの内容であることも大事です。絵本(または本)の対象年齢が上がれば上がるほど、物語は複雑になり、登場人物が増えたり、事件の伏線がはられていたりします。

私が講座でお伝えしているのは、“幼児向けの物語の絵本”なので、まずここにはまらない絵本については、キレイに3つの枠にわけられない可能性が高いです。

うまく分けられないなぁと思ったら、上記のチェックポイントを確認してみてくださいね!

さらに、もっともっと前の段階の大前提として、

お母さんがお子さんの好きな本を好きなだけ読んであげる

という習慣づくりが大事、ということがあります。

問いかけはもちろん大事です。でも、問いかけをすることが目的になって、そもそもお母さんと絵本を読むことが嫌になったら、本末転倒です。

だから、上手く問いかけが出来ないというときは、いったん問いかけのことは忘れて、まずは絵本を読む時間を大事にする、という原点に帰ってくださいね♡

 

❓よくある質問その2
問いかけをしても、思うような返事が返ってこない

お母さんから「なんでそう思った?」と聞いても「わかんない」とか「そう思ったからそうなの!」とか、思うような“根拠”や“理由”がお子さんの言葉で出てこないこともあると思います。

これは
1.そもそも年齢的にまだ答えられない(表現力がない)
2.お母さんが正解を決めてしまっている(ハードルを上げている)
という場合があります。

読み聞かせ講座を受講すると、多分、ある程度の“成功例”が頭に浮かぶと思うんですよね。これをこうしてこんな風に問い掛けしたら、こういう答えが返ってきて~♪みたいな。

でも、それは習慣を積み重ねた結果出来るようになること、なので、最初からそういう理想の形にはならないと思っておいたほうがいいです。特に、年齢が小さければ小さいほどそうです。

大人が思うような問いかけと答えのやりとりが出来るようになるのは、 5、6歳くらいかなぁと思います。2~4歳くらいまでは、考えのやりとりというよりは、お母さんがクイズを出してそれに答える、という習慣を作っておくことが大事です。

だから、お子さんが小さい場合は、まずは成功体験をたくさん作ってあげてください。

お子さんが絶対に正解出来るレベルの問い掛けをして、「やった!」「できた!」「わかった!」を積み重ねていく事が大事です。ママのクイズタイムが楽しみ♪となったら、万々歳♡

基本はイチ読み聞かせ、イチ問いかけ。だから、すごく簡単な物でもいいんですよ。何もしなければずーっとゼロですが、1日に1回問いかけをしていれば、1年間で365個です。

ゼロと365、大きな大きな差になります!!!

 

❓よくある質問その3
図鑑ばっかり読んでいるけど、問いかけって出来ますか?

読み聞かせ講座で紹介している“読解に繋がる問いかけ”は、物語文を前提にしています。だから図鑑には当てはまらないんですよね。

でも、図鑑は図鑑で読み聞かせは出来ます♡

1.日常会話では使わないような単語をたくさんインプット出来る

特に男の子が読むような図鑑は、お母さんに馴染みのない単語がたくさん出てきます(笑)それをただ文字をなぞりながら読んであげるだけでも、子どもの語彙力増加に貢献できます。

さらに、分からない単語は一緒に調べる習慣を作っていってください!大人でも説明が難しい単語はありますよね。そういう単語は辞書を引いたり、ネットで動画をみたりしながら、一緒に「へぇ!」という時間を作りましょう。

わからないことを調べる。というのも、大事な習慣です。調べ方は大人が教えてあげないと、子どもが勝手に自然に覚えるということは、まずありません。(例外はもちろんありますが)

調べる姿をたくさん見せてあげてくださいね!

2.どれが好き?どこがすき?なんで好き?

と、好きな物について掘り下げて聞く、ということもとてもよい問いかけです。

自分の考えを論理的に述べていかないと、相手に伝えることは出来ません。なぜ自分はそれが好きなのか、をきちんと伝えられたら、今後、根拠と理由を述べていく時にきっと役に立ちます。

ここでも忘れて欲しくないのが、「大事なのは正解を言う事や、分かりやすく説明出来ているかどうか、ということではない」ということです。正解やわかりやすさを求めるのはもっともっと後でいいんです。

今の段階で大事なのは、「なんで?」と問われ、それに対して「○○だから」と答える習慣を作ることです。

日本人って、↑こういうやりとりが、そもそも日常的にない(あるいは少ない)んですよね。空気を読む文化だから。親子や家族となるとさらにその傾向が強くなり、言葉足らずでもわかりあえてしまうから、必要なことも話さなくなってしまったりします。

こういった、“自分の考えを言う”または“相手の考えを聞く”という習慣は、まずは家庭で作ることが大事です。なんでもかんでも察して、親が手を出してしまう事がいいこと…ではないですからね♡

 

他にも色々とお話ししましたが、今日のところはこの3つの紹介にしておきます~!
お役に立てたらなによりです♡

読み聞かせ講座は、1回受けて終わりではありません。
実践してこそ意味があります。
迷ったり試行錯誤したりすることが、お母さんにとっても大事です。

だから、ぜひぜひ【続・読み聞かせ講座】にもご参加くださいね!今後も定期的にオンライン&対面で開催していきます♪

本日ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました♡

 

【続・読み聞かせ講座】については、ご希望を頂き次第開催いたします!お気軽にお問い合わせくださいね♡
※講座を受講した方対象の会になります~

ポチっとしてもらえたら、嬉しいです♪
  • いいね♡ (4)
  • うんうん (1)
  • やってみます! (1)

タイトルとURLをコピーしました