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淡々と読むか、感情的に読むか。問いかけはすべきか、しない方がよいのか。【読み聞かせの大切なお話】

いや~、久しぶりに胸がドキドキするほど感銘を受けた本に出会いました。

今、深夜1時になろうとしているところですが、この瞬間の気持ちを文字にしておきたく、起き上がってパソコンを立ち上げた次第です。

私はもう数年間、読み聞かせ講座を開催しています。どういう絵本を読んだらいいか、という話ではなくて、読解力を育てるにはどういう働きかけが必要か、という視点での講座です。

この講座をしていると、必ず聞かれる質問が2つあります。

  • 淡々と読んだ方がいいですか?感情的に読んだ方がいいですか?
  • 問いかけはしたほうがいいですか?しない方がいいですか?

という2つです。

いずれの質問も、みなさんに共通しているのが「淡々と読んだ方がいいと何かで読んだのですが…」「問いかけはしない方がいいと〇〇さんは言っていたのですが…」という、伝聞調であること。

私は、「みなさんが根拠としている本や〇〇さんを知らないので、なんでその人が淡々と読んだ方がいいといっているのか、問いかけをしない方がいいと言っているのか、根拠がわからないのでなんともいえません(笑)」とたいていは答えています。

そのうえで、「淡々と読もうが感情的に読もうが、大事なのは子どものも満足度を満たすことです。問いかけをするしないも子どもと楽しめるかがまずは大事で、でも、問いかけをしなければ日本人は自分の考えを言う機会をもつことが少ないから、親が子どもに話させる機会を作りましょう」みたいな私の考えを紹介しています。

 

今から毒舌いきますね♡

私も、淡々と読んだ方がいいとか、問いかけをしない方がいいという話は、いろんなところで目にしたり耳にしたりします。

でも、はっきり言って、その根拠がわからない。どうでもいい、うわっつらの言葉しかみたことがなかったのです。

子どもの想像力を邪魔しないように、淡々と読みましょう、問いかけはしないで静かに読みましょう。とかね。それしか書いてないの。なんでそうする必要があるのかまで、全く語っていない。

うわっつらな、当たり障りのない文言が並んでいるだけなんですよ。

だーかーら!

私の講座に参加してくださった人たちの多くが、上記のような質問をするんですよね。何が正しいのかわからないから。表面的な〇〇しましょう、は書いてあっても、なぜそれが大事なのか、をきちんと説明してるものがないから…です。

きれいごとだけを並べた、読み聞かせのしょうもない理想像にしか見えませんでした。今まで私が出会ってきたものは。

 

でも。

この本は違いますね。私は、この本を読んで、「そうか、だから淡々と読むことが大事なのか(っていうか、世間一般的に言われている淡々ととは違うと思うんだけれども。)」「だから大人が余計なことを言ってはいけないのか(言ってはいけないというより、言う必要がないんですね)」と、心の底から納得しました。

日本語には日本語の美しさがあり、その美しさを紡ぐことの清々しさを感じました。

読み聞かせ講座を始めるより先に、この本に出会っていたら、淡々と読むことの大切さを講座で話したかもしれません。いや、話さないな(笑)なんていうか、主旨が違うかな。

でも、今後間違いなく、「淡々と読んだ方がいいですか?」という質問を受けたら、今までの私がお伝えしてきたことを伝えつつも、この本を紹介していきます。

英語学習に関して、「フォニックスと多読、どっちが先ですか?」みたいな質問をされたときに、「同時進行がベストです」と私は答えますが、それとちょっと似ています。

「淡々と読むのがいいですか?問いかけをするのがいいですか?」と今聞かれたら、「同時進行がベストです」と私は答えるかもしれません。

ただ、淡々との意味をちゃんと理解してほしいと思います。

淡々と、を、無感情に平坦に、と解釈している人も少なくないように思います。

私がおすすめしたい淡々と、は、この本に書かれている「日本語一音一音法」のことです。これは私のブログでは解説できません(笑)CD付のこの本で、みなさん自身が読み、体感し、腹の底に落とし込んでほしいと思います。根拠を知って、腑に落ちた状態で、淡々と読む価値を感じてほしいと思います。

この本に出てくる日本語の発音練習もおもしろかったです。日本語も、母音、大事だよね…と。

音読ってやっぱり素晴らしいものなんですね。

日本語も、英語も、私はこれからもっと音読を大切にしていきたいなと、改めて思いました。

 

すみません、私の心のドキドキが先走って、全然要領を得ない記事なんですが、とにかく、私のこの記事を読んで「なになにー?気になる~!」と思ったり、「音読を大事にしたい」「日本語の美しさに触れたい」とピンと来た人には、ぜひ手に取っていただきたい本です。

今まで出会った読み聞かせに関するうわっつらの文章たちへの、モヤモヤが晴れました。

一音一音丁寧に読むことの価値がわかりました。

これから毎日、子どもたちと音読と暗唱を楽しもうと思います。一緒にやりたい人がいたら、ぜひお声掛けください♡ 何をするのか…いや、特にないんですが、このドキドキを誰かと分かち合いたいのです。誰かいるかな~♡

読了後、思わずこちらもポチっとしてしまいました。

楽しみ♡

音読しながら日本語力を培い、楽し気な絵本でイチ読み聞かせイチ問いかけを実践していったら、最強じゃない?って一人ニヤニヤしております。

あ、親の押し付けにならないように気を付けよう、うん。

私の心の声に、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

 

おまけ

イチ読み聞かせイチ問いかけの話は、私の本か、動画講座でチェックしてみてくださいね♡

音読で日本語力アップは本当に理想的だけれど、読解力と表現力を育てる親からの働きかけも大事と思います。これは絵本の読み聞かせだけじゃなくて、普段の親子の会話にも活かせる話ですから。

親子で自己表現・理解力を育む読み聞かせ、していきませんか?
読み聞かせって意味あるの?なぜ読み聞かせが大事なの?そんなママ・パパの疑問にお答えします。子どもの想像力だけでなく、読解力や表現力を育てたい親御さんにお伝えしたい、読みっぱなしにしない読み聞かせ。もっと早く知りたかった!のお声をたくさんいただいています。

 

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