はーい!今日は辛口でお話します。私の辛口が好き♡というマニアックなみなさま、どうぞお付き合いください。
読み聞かせ講座で、私は、読解力を育む必要性を熱く語っていますが、決して想像力を否定しているのではありません。
読解力がない想像力は、ただの自己満足、妄想です。 Wow the 辛口!
読解力があってこそ、想像力もきちんと働くのです。
多くのお母さんたちが、読み聞かせを通して想像力を育むことが大事、と思われているかもしれませんが、その想像力って、どんなチカラですか?ファンタジーな想像、空想?になっていませんか??
たとえば、絵本を読んで、相手を思いやる気持ちを学んでほしかったとします。
絵本を読むだけで、読み聞かせるだけで、お子さんがそれを感じ取り、学び、自分のものにしてくれたら、親はなにも苦労はしないですよね。
でも、実際はそうではない。
本に集中できなかったり、聞いてはいるけれどそれで終わりだったり、読み終わったところで大人が感じて取ってほしい部分には無関心だったり、表面的なおりこうさんの答えを言うだけだったり…。
絵本に書いてあることをきちんと読み取り、作者の伝えたいことを理解して、初めて、自分だったらこうする、とか、想像して、自分の考えを展開することができるんです。
かつ、そういう考えを表現する機会を与えられて、初めて自分の言葉で伝える力がついてくるんです。
絵本を読み聞かせたから想像力が育まれるわけではない…と思いますよ。私は。
それに、想像力だけを育んだところで、それは独りよがりの妄想になってしまうかもしれない。
相手(絵本ならば作者)が伝えたいことを理解したうえで、考える力、さらに自分の考えを第三者に伝える表現力をつけなければ、自分に都合のいいところだけ都合のいい解釈をするようになってしまうかもしれない…←私、ネット上の炎上って、このせいもあるんじゃないかと思うんですよね。読解力を伴わない自分勝手な想像力で、無責任な発言をする輩が集まると炎上する…みたいな😥
読解力の基本の基本は、親子の読み聞かせの時間に育むことができます。未就学のうちだからこそ、親子で土台を作ることができます。
親御さんが、「物語とはどういう構成で作られているか」「どういった問いかけをすればよいのか」「何を読み取らなければいけないのか」「考え、表現する力をつけるためには、どう問いかければよいのか」それを知っていれば、これ以上ない有意義な時間になります!
先日の読み聞かせ講座に参加したお母さんから、さっそくこんなLINEをいただきました😍
「今まで、「本を読む人と聞く人」って感じの役割でしたが、一緒に楽しむ、会話するという感じに変わりました。大きな変化です\(^_^)/」
そうそう!そうなんですよ!!!
日本人がイメージする読み聞かせって、読む人と聞く人にわかれるんですよね。きちんと聞けることをよしとする傾向が強い。本の内容に関して会話する、つまりお互いの考えを伝え合って論を展開する、という流れがないのです。人生において大事なのはこっちなのに!!より楽しいのはこっちなのにー!!!
未就学児だからこそ持てる、親子の絵本の時間。
その時間を持てるだけでも幸せなことだし、価値のあることではあります。
…が、もうちょっと、もう一歩、お母さんが先の視点を持ち学ぶことが出来れば、読み聞かせの時間はより有意義になり、豊かな人生を作る土台になっていきます。
相手のことを理解し、自分の考えを表現できる子に育てていきませんか?
その上で、相手の気持ちを想像し、思いやれる子に育って欲しいと思いませんか?😊