発音は、どんなに本で学んでも、CDのまねっこをしたとしても、基本が出来ていないと独学では限界があります。
なので、英語が苦手~!という方は、まずは発音指導が出来る先生のところで基本を学びましょう♡英語の発音は、音と発音の仕方を知っている先生から直接学ぶのが、一番の近道です♡
…という大前提がありますが。
「おうちで復習したい!」「感覚だけじゃなくて理屈でも理解したい!」というママのために、そして「会話には困ってないけど指導には困っている」「耳だけで発音を覚えたから理屈がわからない」という英語の先生のために、以下の本を紹介します~!
どっちかというと、マニア向けです♡
発音が苦手な人におすすめ!「英語耳」
発音の勉強の入門書としておすすめです。1つ1つの音素を確認したい人、日本語にはない音をまずは学びたい人はこの本から始めるとよいと思います。
ただ…個人的には「あれ?」と思うCD音声もあります。どっちが正解ということではなくて、考え方の差なんですよね。
私の発音レッスンを受けた人はきっと気づくはず…。マニアさんにはそういう楽しみ方もあります♡
英語講師のみなさんはこちらをどうぞ「英語音声学入門」
音声学の専門用語等も学びたい方はこちらがおすすめです。字が小さくて多いしカラーが無なので、ほんと学ぶ気にならないと読む気が起きないと思います(笑)。私は2016年5月にこれを買ってから丸4年放置していました(現在2020年5月笑)。
「発音の勉強をしよう!」と思って買った当初、最初の数ページを読んで眠りについておりました…。今はスラスラ読めます。この4年間で、私もだいぶいろいろ蓄えたようです。
音素だけでなく、同音異綴も学びたい方はこの本がオススメです。英語講師なら、最低限知っておいた方がよい発音の基礎だと思います。
日本人のための英語発音完全教本
上の写真には載っていませんが、これは発音を丁寧に教えていきたい英語講師の方は持っていた方がいいかも。呼吸法からしっかりかいてありますし、DVDとCDがついているので、結構独学のために活かせると思います。
ただ、情報量がすごく多いので、逆に迷うこともあるかもしれません(苦笑)。私はこの本は、勉強というよりは辞書的な感じに使っています。発音の説明で迷ったとき、アメリカ英語とイギリス英語の差を知りたいとき…などですね。
さらなるスキルアップのために「英語の発音パーフェクト学習事典」
英語の発音を耳コピで覚えた人がこの本を読むと、めっちゃ楽しいです!!!
私これを読みながら「ああ~ん♡そうそう♡」ってつい声が出ちゃいます(笑)発音を視覚化するってこういうことだなーと。
先ほどの「英語音声学入門」は、英語苦手ママにはあまりおすすめ出来ないですが(音マニアにはおもしろいけど、そうでもないと難しすぎる)、こちらの「英語の発音パーフェクト学習事典」は、発音が苦手なママにもおすすめです。
※音素の学習が終わって、音の変化を学びたい人です。音素がわからない人には難しすぎます。
字が小さくて分厚いですけど…練習問題の数が多いので、とにかく数をこなして感覚をつかむのにおすすめ!←しかしヤル気は必須。本気でやるぞ!と思わなければなかなかハードルが高い厚さの本です。
発音指導をしていく英語の先生たちは、これで英語の音とリズムの理屈を学んで、お母さんたちや生徒さんに伝えたら、すごくわかりやすいんじゃないかなと思います。
先生自身の発音のスキルUPにもピッタリですよ!
さらなるマニアのために「音読で外国語が話せるようになる科学」
専門用語のオンパレードで、とても日本語で書かれているとは思えないほど難解です…。でもおもしろい。私はスラスラサクサク読めるわけじゃないけれど(音声学の専門用語の定着度によると思う)、内容はほんと面白いし、親子英語レッスンやキッズ英語レッスンにも役立っています。めっちゃ遠回りな役立ち方ですけど(笑)
日本人の英語学習における音読の重要性を考える先生は、ぜひご一読ください。
さらに発音を極めたい方に「英語喉」
音素を学んでも、ブレンディングを学んでも、長文が読めるようになっても、英語喉を知らなかったら、英語らしい発音をマスターするのは難しいと思う…
というほどに、発音の原点ともなる着眼点です。
American English Pronunciation Book
発音の根拠にしている音源はこちらです。
正直、日本の教材、書籍についているCDで「これいい♡」っていうのは…いまのところナイです。私が知っている限りでの話なので、もしかしたらどこかにはあるかもしれませんが…。今のところ出会っていません♡
私はどうやって発音の基礎を学んだか?
中学生の時はALTのイギリス人の先生に、高校生の時はカナダ人の英語の先生たちに、ちょこっと発音を教えてもらったことがあります。時間にしたら3~4時間くらいかな。
大学生の時に「英語音声学」という授業があったような気がします。ちょっとだけ学んだような気がする…。っていう記憶にあるかないかくらいの経験値が少しあります。
「英語の発音パーフェクト学習事典」に書かれている内容を、20歳の時にアメリカに留学した際、最初の英語の授業で学びました。それまではイギリス英語寄りの英語を話していた私ですが、この時の授業で一気にアメリカ英語化されました。最初はイヤイヤやっていたのを今でも覚えています(笑)。
今はアメリカ英語好きですけどね、なんか音の変化がおもしろいので。個人的にはカナダ(の西側)に住んでいる人たちの英語が一番好きです。
社会人になってからは英語の勉強をすることはほぼなかったのですが、前の会社を辞めて自分で教室をしようと決めてから、また学び始めました。
発音にこだわりだしたのは、2015年くらいからです。ママのためのフォニックスレッスンを始めたのもそのあたりから。Jolly Phonicsとの出会いが大きかったですね~。
私は英語コンプレックスの塊で。今でも自分の英語の語彙力の少なさには涙が出ます(笑)もっと若い時にもっと詰め込んでおけばよかった。今は心の底から必要と思った単語しか頭に入りません。生きていくのに必要としていないからたいして新しい単語は覚えられないのです。
若い頃の詰込みって、ある程度は必要だと思うんですよね…、ホント。基礎知識がなかったら、考えるべきことも考えられないですから。
そんな英語コンプレックスの塊の私が、これなら探求できるかも!と思ったのが「英語の発音」です。
発音が苦手な日本人に、“なんで苦手なのか”を理解してもらい“こうしたら言えるようになるよ”を説明することが楽しくてしかたありません。
先ほど紹介した本の内容を、かみ砕いてかみ砕いてシンプルにかつおもしろくお伝えすることがおもしろくてしょうがないです♡みなさんの発音がどんどん上手になることに快感を覚えます♡
小さい子どもたちに、理屈を理屈と感じさせずに発音を教えるのも楽しいです。同時に難しさも感じていますが、むしろそこにやりがいがあると思っています。
こんな感じで、ほぼ独学でここまで来ている私ですが、だからこそ、発音が苦手な日本人が何で苦手なのか、を経験的によく観察してきています。何事も、理論よりまず現場で学べ!精神です。発音についてもそう。
「なんで出来ないの??」「どうやったら出来るようになるの?」からすべてが始まっているので、自分でいっちゃいますが、私のレッスンはわかりやすいんですよ♡
ほんと、自己満の塊(笑)⇧
ちなみにですが、今こうして先生向けの講座をしている私ですが、発音が完璧に出来るわけではありません。基礎を知っている、という程度で、流暢に会話が出来るというレベルじゃないんです。(あんまり信じてもらえないけどホントです!!)
発音が出来るから英語が出来るわけじゃない、とよくブログに書いていますが、それはまさに私がそうだからです。なので、私も日々勉強してます。
これまで独学で発音の勉強をしてきましたが、とうとう限界を感じたので、発音矯正のトレーニングを受けたりしています。これについてはまた、トレーニングが修了したら書きますね!
発音は英語学習の入口で最大の関門
こちらの記事にも書いていますが、発音は本当に大事です。そりゃそうでしょ、って軽く受け流さないで~!ホント、発音力と総合的な英語力は切っても切れない深い関係があります。
親子英語レッスンだからって、発音はだいたいでいいよね。とは思わないですっ!耳と舌が柔軟な親子英語の時期だからこそ、ちゃんと発音を教えられる先生のところで親子英語を楽しんでほしいなぁ♡と私は思っています。
同じ英語絵本でも、同じ英語の歌でも、発音が変わったらその価値は大きく変わります。せっかくの親子英語の時間、中途半端な英語の発音だと、得るものも中途半端になりかねないので…。発音は発音でしっかり学んでほしいなと思います。楽しい+発音で、親子英語はもっと価値あるものになりますよ♡
伝えたい内容が同じだとしても、発音が変われば伝わるものが変わります。
数年後、お子さんが英語を話せるようになっていたとしたら、どちらの発音がよいですか??
同じ内容を学んでいたとしても、発音が違えば、こんなにも印象は変わってしまうんです。
発音は、英語学習の入口であり、英語を学べば学ぶほど日本人にとって大きな課題になってくる最大の関門でもあると思います。
お子さんと楽しく英語の入口を作りつつも、発音をしっかり学びたいなと思うお母さんは、ぜひ親子英語レッスンにお越しください♡
丁寧に発音指導するスキルを身につけたい先生は、こちらの講座でお待ちしております~!
以上、おすすめの発音学習本でした~。
関連記事
みんなとおしゃべり