英語のネイティブスピーカーって、どれくらいいるかご存知ですか??
大手の英語教室の多くは、ネイティブスピーカーのレッスンであることをウリにしていますし、親御さんの多くが、「ネイティブのような発音を~」と思っていると思います。
でもっ!
約20億人いると言われている英語の使い手のうち、ネイティブスピーカーは20%弱なんです。
英語が苦手な日本人にとって、英語を話している人は、みんなペラペラなネイティブスピーカーにみえちゃいますが(そんなことないですか?笑)、約8割の人がノンネイティブで、それぞれの母国語なまりの英語を話しているんですよ。
街角でインタビューに答えている外国人や、各国のえら~い人のスピーチなど、テレビでみていると、本当にいろんな訛りの英語があるな~と思います。
決してネイティブと同じ発音じゃなくても、いいんです。
英語が話せることも大事だけど、何を話しているかの方がもっと大事なんです。
↑久々に出ました、私のキメゼリフ✨
突き詰めていくと。英語が出来るかどうかよりも、それを使って何をするかのほうが大事なんです。はい。
職種にもよるかもしれないですが。
とはいいつつも。
まったく通じないような発音では、伝えたいことも伝わらないですし、相手が言っていることがまったくわからなければ、どうしようもないですよね。
日本人が、英語そのものが苦手なのには理由があります。
言語の性質が、全然違うんです。文字も発音も文法も。
イタリア人やドイツ人が英語を学ぶのとは、その難易度が全く違うんですね。(イタリア語もドイツ語も英語もルーツは一緒なので親戚のようなものです。)
だから、日本人は小さいころから英語の音に慣れておく必要があります。
口の動かし方、音を聞き分ける力、こういったものは幼少期に身につける方が簡単です。それこそ遊びながら身につけていくことができます。
こういった日本語にはない発音をしっかり学ぶための講座が、大人のフォニックスレッスン なんですが🐭
このレッスンで使う教材は「イギリス英語」なんですね。
レッスンをしていても、イギリス英語がいいのか、アメリカ英語がいいのか、といったご質問を、たま~にいただくのですが。
結論から言うと…
どっちでもいいと思います。
イギリス英語もアメリカ英語も、英語の使い手全体からみたら、少数派なんですよね。
むしろ、いろんな発音に慣れておいた方が、将来的にいろんな国の人、いろんな訛りの人と接する上で役立つと思います。
TOIECのリスニング問題も、アメリカ英語だけじゃないですからね。カナダ英語、オーストラリア英語も問題に出てきます。
イギリス英語か、アメリカ英語か、そこにこだわる以前に、日本人が知っておかなければいけないのは、発音の特性、日本語と英語の違い、だと思います。
最低限伝わるレベルの発音を身につけてから、それぞれの好みで、こだわりを出していけばよいと思います。
ちなみに私は、Japanglish(日本語英語)でもいいんじゃないか派です。
カタカナ英語派、ではないですよ、念のため。
ネイティブのような、英語の発音のルールに則った英語の話し手を目指しますが、それが全体的に日本人っぽい英語になっても、いいじゃない♪という気持ち、です。(通じるのは大前提ですが、過度にネイティブ並みを目指さなくてもいいんじゃないかな?くらいの気持ちです)
アメリカに留学していた時、Spanglish(スペイン英語)とJapanglish(日本語英語)について、アメリカ人と話したことがあったのですが…
なんだか長くなってきたので、続きはまた明日👋
(2015/1/13 アメブロ掲載記事)